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「INZONE M10S」の24.5インチモードの一部仕様は、FnaticのMeltstera選手の案だった!?

INZONEの部署にはゲーム好き技術者が勝手に集まる、Apex Legends世界大会採用モニターの魅力を現地で聞いた

2025年02月10日 16時00分更新

「ALGS Year4 Championship」の会場で、本大会にモニター「INZONE M10S」を提供しているソニーの中村 裕氏(写真左)、藤井 寛昭氏(写真右)にインタビューを実施

 1月29日から2月2日まで、日本の札幌で開催されていた「Apex Legends」の世界大会「ALGS Year4 Championship」。連日多くの観客が会場の大和ハウス プレミストドームに集結、最終日にはチケットが完売し、大いに盛り上がった。

 そんなALGS Year4 Championshipでは、選手たちが大会で使用するモニターとして、ソニーのゲーミングギアブランド「INZONE」のモニター「INZONE M10S」(関連記事)が採用されていた。

 「INZONE M10S」は、リフレッシュレートが480Hz、応答速度が0.03ms(GtoG)の27型モニター。OLEDパネルを採用しているほか、FPSのプロ選手が好むサイズで表示できる「24.5インチモード」や、TNパネルと同じ見た目の画質にできる「FPS Pro」などを備えているのが魅力となっている。

「INZONE M10S」

 私もALGS Year4 Championshipの現地に取材をさせてもらい、もちろん大会でどんなチームが活躍するのかをメインに観ていた。とはいえ、パソコンやガジェット、デバイスを中心に記事を掲載しているアスキーの編集者なので、選手たちがどんなデバイスを使って大会に挑んでいるのかというのも、どうしても気になってしまう。

 加えて、eスポーツが好きで昔から追っているので、その大会にどんな意図をもって、メーカーが協賛しているのかというのも、気になってくる。そんな中、INZONEの担当者も会場に来ているということだったので、せっかくならお話を伺いたい! とお願いしたところ、快く受け入れてもらえたので、インタビューを実施。ソニー パーソナルエンタテインメント事業部 事業部長の中村 裕氏、ヘッドホン事業担当 ゲーミング事業室 室長 統括部長の藤井 寛昭氏にお話をうかがった。

ソニーが大事にしているのは“人に寄り添う”こと

──INZONEはこれまでさまざまな大会やイベント、eスポーツチームに協賛・スポンサードをされているわけですが、今回ALGS Year4 Championshipに協賛することになったきっかけがあれば教えて下さい。

中村 裕氏(以下、中村氏):もともと、ソニー全体として“人に、コミュニティーに寄り添う”ことを目的としてきました。そんな中、2022年からゲーミング部門を立ち上げまして、私はゲーミング事業室をやっていたんですけど、今までヘッドホン含めてやってきたなかで、より熱いコミュニティーでスポンサリング含めてサポートしたいなと思っていたのが背景にあります。今回、モニターのフラッグシップモデルを出しまして、コミュニティーの一番熱いところに魅力を伝えたいと思ったのがキッカケです。

INZONEはゲームコミュニティーに寄り添っている

──今回の大会でも採用されている「INZONE M10S」の魅力を教えてください。

藤井 寛昭氏(以下、藤井氏):OLEDパネルを採用しているため、応答速度が非常に速く、リフレッシュレートも480Hzを実現しています。FPSは勝つために瞬間瞬間が大切になってくるので、そこを重視したモニターとして、このモデルを今回の大会でも採用していただきました。

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