最高の画質&フレームレートで遊びたい人にとっては福音である
GeForce RTX 5090をゲーム15本で検証、DLSS MFGでRTX 4090を圧倒!!
2025年01月28日 10時00分更新
新旧最強GeForceの対決、第2ラウンド
今回の検証環境を紹介しよう。前編と同じく前世代最強であるRTX 4090搭載カードを比較対象として用意した。ゲーム検証がメインになるため、CPUは「Ryzen 7 9800X3D」、OSはWindows 11で最新の24H2環境とした。
ドライバーはレビュー用に提供されたGameReady 571.86を使用。Resiazble BARやSecure Boot、メモリー整合性やHDRなどはひと通り有効化、ディスプレーのリフレッシュレートは144Hzに設定した。
| 検証環境 | |
|---|---|
| CPU | AMD「Ryzen 7 9800X3D」 (8コア/16スレッド、最大5.2GHz) |
| CPU クーラー |
EKWB「EK-Nucleus AIO CR360 Lux D-RGB」 (簡易水冷、360mmラジエーター) |
| マザー ボード |
ASRock「X870E Taichi」(AMD X870E、BIOS 3.16) |
| メモリー | Micron「CP2K16G56C46U5」(16GB×2、DDR5-5600) |
| ビデオ カード |
NVIDIA「GeForce RTX 5090 Founders Edition」(32GB GDDR7)、 NVIDIA「GeForce RTX 4090 Founders Edition」32GB GDDR6X) |
| ストレージ | Micron「T700 CT2000T700SSD3」(2TB M.2 SSD、PCIe 5.0)、 Silicon Power「PCIe Gen 4x4 US75 SP04KGBP44US7505」(4TB M.2 SSD、PCIe 4.0) |
| 電源 ユニット |
ASRock「TC-1300T」(1300W、80 PLUS TITANIUM) |
| OS | Microsoft「Windows 11 Pro」(24H2) |
それでは各ゲームのフレームレートを検証する。解像度はフルHD(1920×1080ドット)、WQHD(2560×1440ドット)、4K(3840×2160ドット)。画質は最高あるいはそれに準じる設定とした。
DLSSが利用できる場合は、DLSSを優先的に使用しているが、フレーム生成がFSR 3しか利用できない場合は、FSR 3を利用して計測している。まずはレイトレーシングを使わない、ラスタライズベースのゲームを中心に検証しよう。
「Overwatch 2」
Overwatch 2では画質「エピック」をベースに、レンダースケール100%、フレームレート上限600fpsに設定。マップ「Eichenwalde」におけるBotマッチを観戦中のフレームレートを計測した。
フルHDでもなんとか平均フレームレートでRTX 5090が上回っているが、負荷が低すぎてRTX 4090との差は6%程度と非常に小さい。だが解像度を引き上げていくごとにフレームレートの差が開く。
4Kにおける平均フレームレートはRTX 4090の30%増に到達。RTX 5090を買ってまでフルHDゲーミングにこだわる人はごく少数派だとは思うが、RTX 5090を使う以上はある程度解像度が高くないと意味がないようだ。
RTX 5090のゲーム中の瞬間的な消費電力は650W以上にもなることがあるが、レイトレーシングもDLSSも使わない、単純にCUDAコアで計算し、ラスタライズしかしないという場合の消費電力はややマイルドになる。
画面解像度を下げればTBPが減っていくという傾向は、RTX 40シリーズと共通の傾向だ。ワットパフォーマンスで言えば、フルHDはRTX 4090より明らかに悪いが、WQHDではやや下回る程度。4Kでは同等レベルになる。
どんな解像度でもワットパフォーマンスで上回れていれば最高だったのだが、プロセスルールが変更されていない以上、「良くて同等になる」ということは仕方のないところである。
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