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ファイルのリアルタイム共同編集ができる「Drive Plusオプション」が便利

2025年02月12日 09時00分更新

 仕事で使えるビジネス版LINEである「LINE WORKS」の連載では、アカウント作成の基本からビジネスシーンでの活用術、便利なTipsなどを紹介していく予定。第153回は、新たに提供が開始されたLINE WORKSのクラウドストレージ「Drive」機能を拡張する「Drive Plusオプション」を紹介する。

クラウドストレージ「Drive」を拡張する「Drive Plusオプション」

 2025年1月21日、「LINE WORKS」のクラウドストレージ「Drive」機能を拡張する「Drive Plusオプション」の提供が開始された。共同作業を安全かつ効率的に支援する機能を備えているのが特徴。「LINE WORKS」の有料プラン向けのサービスで、「Drive Plusオプション」の価格はスタンダードプランの場合は月額500円/1ユーザー(年額契約)、アドバンストプランの場合は月額400円/1ユーザー(年額契約)となる。

「Drive Plusオプション」がリリースされた

 「Drive」はLINE WORKSのストレージとして利用でき、トークやノート、掲示板などと連携し、ファイルの保存や共有ができる。もちろん、PCだけでなく、モバイルアプリからでもアクセス可能だ。

 「Drive Plusオプション」を契約すると、「Drive」のすべての機能に加えて、様々な拡張機能が利用できる。まず、1ファイル当たりの最大アップロード容量が10GBから50GBにアップする。また、イメージビューアーを搭載しており、PDFやWord、Excel、CADファイルまで様々なファイルをプレビューできる。大きな動画ファイルや図面ファイルなども問題なく扱えるようになるのはありがたい。

「Drive Plusオプション」ではCADファイルもプレビューできる

 ドキュメントエディターを搭載しており、ファイルを閲覧できるだけでなく、ブラウザやモバイルアプリから編集することも可能になった。しかも1つのファイルを最大10人で同時に共同編集ができるようになる。

 ファイルをダウンロードすることなくLINE WORKS上で編集できるので、バージョン違いが散在したり、先祖返りしたりすることがなくなる。複数メンバーで同時に作業するので、ファイルをやり取りする手間もなく、ビジネススピードがアップすること間違いなしだ。

ファイルのプレビュー画面。「ドキュメントを編集」をクリック

Wordファイルを複数人で編集したり、コメントを入れたりできる

モバイル用「LINE WORKS Drive」アプリを使うとさらに便利に

 「Drive」はLINE WORKSのモバイルアプリから利用できるが、専用の「LINE WORKS Drive」アプリも用意されている。バックグラウンド状態でファイル転送したり、ドキュメントの共同編集が行えるので、「Drive Plusオプション」を利用する際はぜひダウンロードしておきたい。

「LINE WORKS Drive 」アプリは快適にフォルダのブラウジングができる

モバイルアプリ上から共同編集に参加することもできる

アプリのインストールはこちらから

 今後、さらなる機能提供も予定されている。スタンダードプランでは、1メンバー当たり30GBの容量を追加で利用できるようになるのだ。追加の上限は500TBとなるが、現状のスタンダードプランの容量は1TBなので、ストレージが広くなるのは助かるところ。また、画像ファイル(JPEG/PNG形式)内の文字列も検索できるようになるOCR検索機能や、Driveにアップロードしたファイルやフォルダを社内外にセキュアに共有するセキュアファイル共有機能も提供される予定だ。どんどん使い勝手が良くなっていくので、ファイル管理で悩みがある人はすぐに導入を検討してみよう。

Drive Plusの機能一覧。一部機能は今後提供される予定だ

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