週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Xアイコン
  • RSSフィード

丸いネジもがっちりキャッチして飛ばさない

何でもつかめるピンセット「はじピン」がマジで凄かった

●こんなものまでつかめるの!?  驚きの保持力をチェック

 普通のピンセットとどう違うのか。約135mmのプラスチック棒を用意し、端から10mmあたりを斜めにつかんで持ち上げる、という簡単なテストで確認してみましょう。

「はじピン」で掴みます。角度はそこまで気にしていませんが、45度くらいにしました

「はじピン」で持ち上げてみました。プラスチックの棒は角度を維持したまま持ち上がります

 これだけ見ると、これといって不思議に感じない人が多いのではないでしょうか。それでは、横方向に溝の入った、普通のピンセットで同じように持ち上げてみると……

比較用に普通のピンセットで同じように持ってみたところ、プラスチックの棒が回転し、縦になってしまいました

 保持力が弱いため、重心から離れた位置だと重力に負けてしまい、つかんでいる部分を中心にクルッと回ってしまいました。もちろん、プラスチックの棒が凹む勢いで強く締め上げれば回りませんが、普通そんな使い方はしません。

 はじピンなら軽い力で押さえても回りませんから、この差は明らかです。どれだけヤバイのか、なんとなく伝わったでしょうか。

●いろいろつかんでみよう

 ということで、調子に乗って色々なモノをつかんでみました。

あえて角でチップ部品をつかんでみましたが、余裕です

球形で滑りやすいものということでBB弾。これも余裕

カットした宝石となるルースも、滑ることなくつかめます

●逆作用バージョンも作って欲しい!

 どんなものでもサッとつかめ、思っていた以上に滑らないはじピンは、今後のピンセットのスタンダードになってほしいほど便利。注意することといえば、先にも少し書きましたが、目の細かいヤスリのようになっているので、柔らかいものは傷付けてしまう可能性があることでしょうか。

 といっても、それは溝の入ったピンセットでも同じことなので、そこまで気にしなくてもいいでしょう。そもそも、そういったデリケートなものを金属ピンセットでつまむこと自体が間違いですしね。

 要望があるとすれば、はじピンのシリーズで逆作用ピンセットも出して欲しいこと。つい先日、逆作用ピンセットで部品を飛ばしたばかりなので、結構切実だったりします。アネックスツールさん、よろしくお願いします!!!

●お気に入りポイント●

・どんな角度でもしっかりつかめる

・部品を飛ばして失くす心配が激減

・ストレートだけでなく先曲がりタイプもあり

■Amazon.co.jpで購入

この記事を書いた人──宮里圭介

 PC系全般を扱うフリーランスライター。リムーバブルメディアの収集に凝っている。工作が好きだが、最近あまり時間が取れないのが悩み。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

この連載の記事