●先端に特殊加工を施すことで、がっちりキャッチ!
試してみる前に、まずは、何故はじかずにつかめるのかをチェックしてみましょう。その秘密はズバリ、先端の特殊加工にあります。
これはレーザー加工によってつけられた細かな溝。よくあるピンセットだと横方向に直線状の溝を細かく刻んでありますが、これでは縦方向の滑りは防げても、横方向には滑ってしまいます。
はじピンでは、縦横が並ばない特殊な形状を採用。これにより、特定の方向で滑り落ちてしまうということがなくなっています。実際に指先で触ると、目の細かいヤスリのような感触。これなら、滑りやすい素材もしっかりつかめるというのは納得です。
また、指で挟む部分にはラバーグリップが装着されており、つかむ対象だけでなく、指も滑らないよう工夫されているのがいいですね。
個人的に気になる厚みは、約2mm。かなり分厚く、しっかりつかむのに向いています。なお、根本の接続部付近は薄くなっており、バネの力が抑えられているので、力の加減がしやすくなっています。
試しに小さなネジの頭をつかんでみましょう。
何の加工もないピンセットであれば、まず間違いなく滑ってはじいてしまい、どこかへネジが飛んでいきます。また、横方向に溝が刻まれたピンセットでも、ネジの向きを変えようといじっているうちに飛ばしてしまいがちです。
しかし、はじピンなら、任意の位置でしっかりネジを保持可能。滑る気配もありませんから、そのままネジ穴までネジを送り届けられます。
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