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iPadでプレゼンテーション(2)

【活用提案】プレゼン資料の作成に必須の「Keynote」アプリをもっと便利に使うワザ

2025年01月28日 13時00分更新

オブジェクトをアニメーションさせる

 「Keynote」では、作成したオブジェクトをアニメーションさせることが可能だ。さまざまなアニメーションが用意されており、メリハリのあるスライドを作成できる。ただし、アニメーションを使い過ぎると、見てほしい場所が曖昧になってしまうおそれがある。そのため、アニメーションは、ここぞという場面で使うようにしたい。

 iPadならではのユニークな使い方は、手書きしたイラストを描いていくように見せられる効果だ。自分が描いたとおりに再現してアニメにするので、見ていて非常に楽しい。このようなアニメを目玉となる部分で挿入しておくと、雰囲気のあるものに仕上げられるだろう。

手書きしたオブジェクトをタップ。表示されたメニューの「アニメーション」をタップする。

表示されたメニューの「ビルドインを追加」をタップ。

アニメーションのメニューから「線描画」をタップ。手書きアニメーションのプレビューを確認し、「完了」をタップする。

3Dモデルを挿入する

 3Dモデルとは、3次元のデータとして作られた立体的なモデルデータのこと。3Dで描かれているので、前後、左右、上下など、全方向からその形が見られる。

 「Keynote」は、汎用的な3Dモデルのファイル形式である「USDZ」フォーマットに対応しており、読み込んで配置できる。例えば、製品写真などの3Dモデルを撮影して配置しておけば、さまざまな向きで見せられるので、相手にとってもわかりやすい。

3Dモデルを配置するスライドを表示し、写真アイコン→「挿入元」をタップする。

ファイルの選択画面が表示されるので、3Dモデルのファイルを選択し、「開く」をタップする。

これで3Dモデルが挿入された。中央に表示されているアイコンをドラッグすると、3Dモデルを回転できる。

 ちなみに3Dモデルの作成には、アップルが提供するiPhone/iPad向けのアプリ「Reality Composer」を使うのが手軽だ。このアプリは、LiDARスキャナーを搭載するiPhoneまたはiPadを使って、被写体をグルッと回りながら撮影することで3Dモデルを作成できる。プレゼンの幅を広げられるので、ぜひ使ってみてほしい。

【アプリ情報】
Reality Composer
作者:Apple
価格:無料
https://apps.apple.com/jp/app/reality-composer/id1462358802

「Reality Composer」は、LiDARスキャナーを搭載するiPhoneまたはiPadで3Dモデルを作成できるアプリ。手軽に3Dモデルの作成が可能だ。

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