女子高生の8割に「推しがいる」
推し活は10代でも当たり前! 男子の推しはYouTuber、では女子は……?
推しがいる割合は高校生では7割超え
推し活が人気だが、子どもたちは誰を推しているのか。学研教育総合研究所の「小学生・中学生・高校生の日常生活に関する調査2024」(2024年11月)を見てみよう。
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“推し活”について聞いたところ、推しがいる人の割合は、小学生では53.4%、中学生では61.8%、高校生では70.7%に上った。子どもたちの間でも、推し活は一般的なこととなっているのだ。
また、推し活をしている割合を男女別にみると、小学生男子では44.8%、小学生女子では62.0%。中学生男子では49.3%、中学生女子では74.3%。高校生男子では61.3%、高校生女子では80.0%となった。いずれも男子と比べて女子が15ポイント以上高い。
小学生男子と高校生男子で「YouTuber」1位
子どもたちは、どんなジャンルの存在を推しているのだろうか。
「YouTuber」は、小学生男子と高校生男子で1位であり、中学生男子でも3位、小学生女子でも2位にランクインするなど、全体に人気が高い。子どもにとってYouTubeは身近な存在であり、言動などを発信するYouTuberは、子どもにとって身近な憧れの対象となっているというわけだ。
なお、男子では「スポーツ選手」も人気の傾向にある。身近な存在、強い存在などに憧れているようだ。一方女子では、「アイドル」「アニメ・まんがキャラクター」などが人気の傾向にある。美しさやキャラクターなどに惹かれる傾向にあるようだ。
ほとんどの子どもは、日々YouTubeを楽しんでおり、推しのYouTuberがいるのだ。今後も動向を追い、お伝えしていきたい。
著者紹介:高橋暁子
ITジャーナリスト、成蹊大学客員教授。書籍、雑誌、Webメディアなどの記事の執筆、監修、講演などを 手がける。SNSや情報リテラシー教育に詳しい。『ソーシャルメディア中毒』(幻冬舎)、『Twitter広告運用ガイド』(翔泳社)、『できるゼロからはじめるLINE超入門』(インプレス)など著作多数。テレビ、ラジオ、新聞、雑誌などメディア出演も多い。公式サイトはhttp://akiakatsuki.com/、Twitterアカウントは@akiakatsuki
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