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仕事へのやる気が失われそうなとき、この漫画を読み直すことにしています

12月31日深夜。なんで俺この原稿書いてんだっけ? そんなときに読みたいマンガ『大東京トイボックス』

2025年01月04日 15時00分更新

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ゲーム作っている人ってどんな人?

 ゲームをプレイしていて、「このゲームを作った人って、どんな人なんだろう?」と思ったことはないですか? 私が初めて“ゲームを作る人”として興味を持ったのが、「メタルギア」シリーズや「DEATH STRANDING」の生みの親となる小島秀夫監督です。

 メタルギアシリーズで初めてプレイしたのが「METAL GEAR SOLID 2 SONS OF LIBERTY」。プレイした当時、重厚なストーリーや細かい演出、クスっと笑える小ネタまで、メタルギアシリーズの世界にどっぷりとハマるまでは一瞬だった気がします。そこから、「これを作った人の脳みそってどうなってんだ?」と人物について調べ始めたのがキッカケです。

 随分と前置きが長くなりましたが、今回オススメしたいのは、そんなゲーム制作会社・開発者に焦点を当てた漫画『大東京トイボックス』です。

今の仕事、“魂は合ってる”か? 

 会社に入社したころはまだ夢や希望があり、仕事に情熱をささげてきたものの、数年が経ち、大人たちの世界を垣間見て、自分の立ち位置ってこんなもんだと、諦めに近い納得をしたことないですか? そういった経験がある人にこそ、この漫画は突き刺さると思います。

 疲れてお酒飲みながら「あー、しんど」と思っているとき、本作を読んで気合を入れ直します。情熱をもって働くこと、何かを生み出すとはどういうことなのかというのを再認識したいときにオススメです。

 ちなみに、恐らくかなり取材されて書かれているなと感じるので、ゲーム業界に興味がある人や、私のようにゲームを作る人に興味がある人も、読んでみるといいですよ。ゲームを作るということは、かなりの情熱と熱量が必要で、かつ超大変なことなんだと、しみじみ感じることができます。

 自分が今やっていることの「魂は合ってる」(本作の名言)か、わからなくなったときは、ぜひ本作を手に取ってみてください。あと単純に面白いですし、全10巻なので読みやすいです。なお、本作の前身となる『東京トイボックス』(全2巻)という作品もあるので、まずはそっちを試しに読んでみてはいかがでしょうか。

 私がこれを書いているのは、2024年12月31日の深夜。書きながら「なんでこんな時期に仕事してんだっけ?」と情熱を失いかけたので、正月にもう一度『大東京トイボックス』を読んで、仕事始めに備えようと思います。そんな時期にこれを書いているくらい、本作はオススメなので、気になる方はぜひ読んでみて下さい。

大東京トイボックス
うめ(小沢高広、妹尾朝子)
全10巻

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