iPhone 16 Proシリーズのカメラ性能を作例でチェック
両機種が5倍望遠にRAW撮影も健在
スペック上の変化は、標準サイズの16 Proの望遠が従来の3倍からPro Maxと同じ5倍になった。Maxのサイズはちょっとという人で5倍望遠が欲しかった人にとって待望の進化だ。
また、両モデルとも超広角カメラを4800万画素に強化。超広角は本体サイズによるレンズ設計の制約もあるが、画素数の増加によりおもに中心部の解像感が若干増した。ただ、夜景などの高感度撮影は広角ほど得意ではない。
Proのみの機能として、写真のProRAW、動画のProRes撮影に引き続き対応。ProResは新機能の4K120fps撮影を含め、外付けSSDに直接記録できる。
光学5倍カメラにより、かなり遠くの被写体もかなりはっきりと撮影できる。デジタル25倍ズームも撮影処理の向上で被写体の形状を確認できる。広角は撮影時のタップで24、28、35mm相当と画角を切り替えられるので、デジタル一眼撮影に慣れている人はうまく活用しよう。
iPhone 16 Proシリーズのカメラ評価は?
標準サイズの16 Proも望遠が光学5倍になり、旅やイベントで使いやすい。カメラコントロールボタンは、各社の撮影専用アプリの対応が進み今後に期待だ。カメラ画質は良好で、編集に適したProRAW撮影も便利。ただ、カメラ自体は超広角が4800万画素になったこと以外では変化が少ない。
iPhone 16/16 Plusのカメラ性能を作例でチェック
2倍望遠とマクロに対応 高画素で夜景にも強い
スペック自体はiPhone 15とほぼ同じだが、超広角カメラのレンズが明るくなり、さらにマクロ撮影とオートフォーカスに対応した。これにより、どの撮影カメラでも被写体との距離が約15cm以内に近づくとマクロに切り替わる。
利点は小さい被写体をはっきり撮れるだけでなく、QRコードや文書の読み取りが素早くなったこと。Apple Intelligenceが搭載されれば、書類や被写体を撮影して調べる用途にも便利だろう。
広角カメラは15と同じ4800万画素で、標準設定では広角2400万画素、夜景や2倍望遠は1200万画素で高画質な写真を撮れる。また、センサーシフト式手ぶれ補正も引き続き搭載。新しいフォトグラフスタイルは、写真の色やトーンをトラックパッド風のUIで直感的に変えられる。撮影後にエモーショナルさを加えやすい。
風景撮影の望遠に関しては、16 Proの光学5倍と比べるとやはり見劣りする。デジタルズームは10倍まで対応するが、実用的なのは4倍ぐらいまでだ。
iPhone 16/16 Plusのカメラ評価は?
広角から2倍望遠、マクロ撮影、夜景までどのシーンでも高品質な写真を撮影できる。通常の撮影画質ではiPhone 16 Proとの違いはほぼわからない。動画も手ぶれに強く、4K60Pまでの撮影に対応する。高倍率の望遠カメラが欲しい人をのぞけば、大半の人は満足できる性能だ。
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