忙しい現代の家庭には必須ロボット掃除機。しかし、メーカーやモデルによって掃除性能、走行性能、使い勝手に違いがある。そこで各社のフラッグシップモデルをテストした。我が家に合った1台を選びだそう。
疑似フンを完全回避、安心して使える 「ルンバ コンボ10 Max」
ルンバは、ロボット掃除機の市場を生み出し、世界的なトップシェアを誇るブランドだ。最新の「ルンバ コンボ10 Max」は水拭き掃除やカメラでの障害物回避機能を備えた高性能モデル。さらに自動給水やモップの洗浄・乾燥も自動でできるAutoWash 充電ステーションが付属する。
テストをしてみてわかったのは、非常に安心感があること。フロントカメラが汚れを見つけるとその部分を往復してゴミを回収し、汚れを拭き取ってくれる。家具や壁に本体を軽く当てながら、ギリギリまでブラシを当ててゴミを掻き込むのは従来どおりだ。
最も評価できたのが、疑似フンの回避。かなり離れた位置から疑似フンを確認。そのエリアは慎重に走り、決して触れることはなかった。掃除・回避ともに高評価だ。
可動するモップパッド
掃除が始まると周辺を確認。自動的に変形して本体上部に収納していたモップパッドを底面に下ろし、床に押しつけて水拭き掃除ができる。
天面にちょっとしたモノが置ける
AutoWash 充電ステーションには、紙パックの他、吸水/排水タンクを内蔵。フロントオープンで引き出す仕組みなので、天面にちょっとした小物を置けるのが便利。
2本のゴムブラシでゴミを捕らえる
ルンバコンボ本体の裏面。拭き掃除用のモップは本体上面に収納されているため、裏面は非常にシンプル。毛がない2本のゴム製デュアルアクションブラシを採用する。
シンプルでわかりやすいアプリ
アプリではバッテリー残量や水の量などをわかりやすく表示。複数の掃除設定を登録して使い分けられる。マップはややシンプルだが、わかりやすい。
高い吸引力と回転モップの清掃力
「DEEBOT X5 PRO OMNI」
エコバックスは世界2位のブランド。本機は非常に洗練されたデザインのロボット掃除機本体と、全自動クリーニングステーションを組み合わせたモデル。
吸引力は12800Paと最も高く、強力な障害物回避機能や経路プランニング機能を搭載する高性能が魅力。D字型フォルムによる清掃効率の高さや回転モップの採用も見逃せない。
テストしたところ、家具などにほとんど接触しない繊細な動作だった。それでいて壁際までしっかり掃除してくれる点は評価できる。ただし、D字型フォルムの角が疑似フンを含めた障害物に接触することがあったのが残念。
モップパッドは70度のお湯で洗浄するため、非常に衛生的。独自の音声操作機能も搭載する多機能モデルだ。
可動するモップパッド
本体の外に飛び出して壁際ギリギリまで拭き掃除ができるTruEdgeアダプティブエッジモップを採用。最小1mmまでモップパッドを壁際に近づける。
D型ボディに大型ブラシを装備
ロボット掃除機本体はD型フォルムとなっており、本体前方の大きな吸引部には長さ200mmのメインブラシを配置。後方に回転モップを2つ配置している。
長期間メンテナンスフリー
自動ゴミ収集、モップ自動洗浄、熱風乾燥機能がオールインワンになった全自動クリーニングステーション。150日間メンテナンスフリーのモップ洗浄トレーを搭載している。
AIが床の素材などを認識
AIモードをオンにすると部屋の状態や床材、過去の清掃データなどを分析して最適に掃除できる「インテリジェントホスティング機能」が利用できる。
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