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【2024年自作まとめ】秋葉原PCパーツ街を振り返る

2024年12月31日 10時00分更新

7月
奇抜なL字型の電源ユニットが誕生、実は使いやすい!

 Lian Liから、ユニークな形状をした電源ユニット「EDGE」シリーズが発売され、自作マニアの度肝を抜いた。デュアルチャンバー構造のPCケース専用に設計されており、L字型デザインのためプラグインコネクターが外側に向くことにより、プラグインケーブルの抜き挿しが容易になる。

デュアルチャンバー構造のPCケース専用に設計されたLian LiのL字型電源ユニット「EDGE」シリーズ。USBハブ機能も内蔵しているので、水冷キットRGBコントローラーなど、マザーボードのUSBヘッダーを使用するデバイスが多くても対応できる

 また、ソフマップAKIBA パソコン・デジタル館が、AMDのハイエンドCPU「Ryzen 7 7800X3D」とASRock製マザーボード「B650 LiveMixer」のセットを7万1000円で販売して話題となった。当時は「Ryzen 7 7800X3D」が7万1800円で販売されていたので、実質「B650 LiveMixer」が無料で付いてくる計算だ。

マザーボードが実質0円という破格値セット。店頭だけでなくウェブ通販でも購入できたため、多くの自作マニアが飛びつき、早々に完売した

8月
Ryzen 9000シリーズの発売で秋葉原のパーツショップが賑わう

 AMDから、Zen 5アーキテクチャーを採用した新型デスクトップ向けCPU「Ryzen 9000」シリーズが登場。「Ryzen 5 9600X」(5万4800円)と「Ryzen 7 9700X」(7万800円)が8月10日に、上位モデル「Ryzen 9 9950X」(11万9800円)と「Ryzen 9 9900X」(8万8800円)が8月23日に発売された。

 多くのショップで開店前より整理券を配布。人気は「Ryzen 9 9950X」で、朝から最上位モデルを求めて長い行列ができた。「Ryzen 9 9950X」と「Ryzen 7 9700X」は複数ショップで発売日に完売した。

Zen 5アーキテクチャーを採用した新型デスクトップ向けCPU「Ryzen 9000」シリーズが発売。多くのショップで完売続出となった

9月
AMD X870E/X870チップセット搭載マザーボードがデビュー

 AMDの新型チップセットであるX870E/X870搭載マザーボードが9月30日より販売開始となった。X670E/X670の後継製品となるSocket AM5対応チップセット。先月登場したRyzen 9000シリーズに正式対応しているほか、PCI Express 5.0サポートの拡張やUSB4 Type-Cポートのサポートなどが特徴だ。

AMD X870E/X870搭載マザーボードが販売開始。価格は4万2980円から12万9800円まで。各社が幅広いラインナップを展開する

 ランボルギーニとLian LiのコラボPCケース「O11D EVO RGB Automobili Lamborghini Edition」が発売。価格は5万9990円と高額ながら、予約受付をしていたオリオスペックでは入荷分がすべて完売した。

Lian Liのフラッグシップケース「O11D EVO RGB」をベースに、外装にクロームミラー仕上げのガラスパネルやカーボンファイバーを採用。フロントパネルには「Autimobili Lamborghini」のロゴが刻印されている全世界で6498台限定モデルだ

 SCYROXから、約36gと超軽量で8Kドングル付属、それでいて販売価格は9799円という格安のワイヤレスゲーミングマウス「SCYROX V8」が発売された。最大解像度3万dpiを誇る最新のセンサーPixArt 3950とオムロン製オプティカルスイッチを採用。さらに標準でポーリングレート8Kに対応したワイヤレスレシーバーを同梱するというハイエンドマウス同等の仕様。昨今のゲーミングマウスに必要な要素はほとんど取り入れた最安クラスのゲーミングマウスと言っていいだろう。

形状はPulsarの軽量ワイヤレスマウス「X2H Wireless」に酷似したデザイン。1万円を切っているため、初めてのゲーミングマウスとしてもオススメだ

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