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価格を抑えたPCIe Gen5対応マザー!「B850 PRO RS WiFi」で組む最強ゲーミングPC

2025年01月08日 10時00分更新

最強ゲーミングPCを組んでみた

 「B850 PRO RS WiFi」のスペックをチェックしたあとは、最強のゲーミングCPUと言えるRyzen 7 9800X3Dや、NVIDIA GeForce RTX 4090 GDDR6X 24GB、1万MB/秒を超える読み書き速度を発揮するPCIe5.0×4 NVMe M.2 SSDなどを使って、昨年、最高峰となるゲーミングPCを組んでみた。

ゲーム特化CPUで、人気となっているX3Dシリーズの最新モデルとなるRyzen 7 9800X3D

Ryzen 7 9800X3Dは、8コア/16スレッド、動作クロックは最大5.2GHzで動作する

ゲームのパフォーマンスを引き上げる3D V-Cache搭載の証。システム デバイスにドライバーが組み込まれる

「B850 PRO RS WiFi」のBIOS(UEFI)は、テスト時(12月末)最新となる3.11を使用している

DDR5-6400駆動のオーバークロックメモリーを使用した。容量は16GB×2の32GB

現状で最強となるGeForce RTX 4090 GDDR6X 24GBを搭載した。GPUコアクロックは、最大で2850MHzで動作していた

Gen5 SSDの読み書き性能と冷却性能を確認

 組み上げたゲーミングPCのパフォーマンスチェックをしていこう。まずは、「Blazing M.2」に搭載したPCIe5.0×4 NVMe M.2 SSDのNextorage「NE5N2TB/FHNE SYM」のパフォーマンスと、ストレステスト実行時のM.2ヒートシンクの冷却性能を確認してみた。

PCIe5.0×4インターフェースに対応しているNextorage「NE5N2TB/FHNE SYM」。両面実装なので、「M.2サンドイッチヒートシンク」での冷却効果向上に期待できる

Nextorage「NE5N2TB/FHNE SYM」は、なにもデータを保存していない状態でテストしている

 ストレージベンチの「CrystalDiskMark 8.0.6」を実行すると、シーケンシャルの読み書き速度は、最大読み込み速度が1万2300MB/秒、最大書き込み速度が1万1700MB/秒と、現行最速クラスのパフォーマンスを、しっかりと発揮できている。

「CrystalDiskMark 8.0.6」(1GiB、NVMeモード)の結果。1万MB/秒超えと爆速だ

 シンプルな板形状のM.2ヒートシンクだが、「NE5N2TB/FHNE SYM」を取り付けた「Blazing M.2」は、ビデオカードの上に位置している。そのため、エアフロー次第ではしっかりと冷やせる。とは言え、CPUソケット周りに風の流れを起こさないオールインワン水冷CPUクーラーでは、「CrystalDiskMark 8.0.6」を3回連続実行すると、最大温度は74度に達していた。

テスト中は「HWiNFO64 Pro」を利用して、各種データをモニタリングしている

 「NE5N2TB/FHNE SYM」は、80度がサーマルスロットリングのしきい値のようなので、あまり余裕があるとは言えないが、板形状&ボトムヒートシンクで冷やせており、安定して1万MB/秒超えの読み書き速度を発揮できている。

 さらにテストはバラック状態だが、PCケースの吸気ファンからのエアフローを想定して、ファンを設置すると、「CrystalDiskMark 8.0.6」を連続実行しても、「NE5N2TB/FHNE SYM」の温度は50度台までダウンしていた。「Blazing M.2」スロットは風が流れやすい位置にあるのもあるが、「B850 PRO RS WiFi」とPCIe5.0×4 NVMe M.2 SSDの運用も心配なしと言える。

80mmファンを低速で回転させて、風の流れを生み出すことで、負荷時の温度は大幅にダウンしている。不安なく運用できる

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