使い勝手と拡張性に不安要素なし
PCIe5.0×4インターフェースに対応するM.2拡張スロット「Blazing M.2」のほかに、PCIe4.0×4対応の「Hyper M.2」を2基、PCIe3.0×4対応の「Ultra M.2」を1基の、計4基のM.2拡張スロットを備える。この構成なら、使用状況に合わせて段階的にストレージを増設できるだろう。
PCIe5.0×4 M.2拡張スロットの「Blazing M.2」には、M.2ヒートシンクが装備されている
「Blazing M.2」のM.2ヒートシンクは、シンプルな板形状だ。PCIe5.0×4 NVMe M.2 SSDの冷却には力不足かも。その実力は、後で試していこう
NVMe M.2 SSDの基板裏面にもチップが搭載されている両面実装仕様のSSDをより冷やせる冷却プレート「M.2 ボトムヒートシンク」を装備している
ASRockのテストでは、ヒートシンクでM.2 SSDをサンドイッチすることで、温度は5度低下。サーマルスロットリングの発生を抑えている
ネジ固定だとちょっと面倒なNVMe M.2 SSDの固定だが、ツールレスで固定できるのは◎だ
「Hyper M.2」スロット。こちらにM.2ヒートシンクは装備されていない
最下段には、2基のM.2拡張スロットを装備している
2基のNVMe M.2 SSDを、一緒に冷却する板状M.2ヒートシンクを採用
板状ヒートシンクのネジは、緩めても抜けないようになっている。細かい点だが後から増設する際に、PCケース内に落下しないのは助かる
最下段の2基のうち1基は、PCIe3.0×4接続となる「Ultra M.2」になる
USBデバイスの接続に困ることなし
そのほかさまざまなデバイスを接続し、操作性の向上、作業の効率化などを図れるUSBポートは、リアにUSB Type-A×10ポート、Type-C×2ポートの計12ポートと充実。さらにPCケースフロント向けのヘッダーピンなどを最大限活用すれば、USB3.2 Gen2×2 Type-C×1ポート、USB3.2 Gen1×4ポート、USB2.0×6ポートの計11ポート増やせるようになっている。
ゲーミングデバイスから、キャプチャーユニットやUSBマイクなどの配信関連デバイス、お絵描き用のペンタブレットまで、USBデバイスの接続に困ることのないポート数が備わっている。
リアインターフェースには、豊富なUSBポートを備える。最大10Gbpsの転送速度に対応するType-Cポートも1基ある
PCケースフロント向けのUSB3.2 Gen2×2 Type-Cコネクターのほか、2つのUSB3.2 Gen1ヘッダーピンを装備している