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価格を抑えたPCIe Gen5対応マザー!「B850 PRO RS WiFi」で組む最強ゲーミングPC

2025年01月08日 10時00分更新

AMD B850チップセット採用マザーボードの登場で
PC自作のハードルが下がった!

 毎年、ラスベガスで開催されている電子機器見本市の「CES」。いつも以上に気になるパーツが盛りだくさんになっている。そんな気になるアレやコレやの発表に合わせて、店頭に並んだのが、「AMD 800」シリーズチップセットのメインストリームに位置する「AMD B850」チップセット採用マザーボードだ。

 ビデオカード用PCI Express x16スロットおよび、CPU制御下のNVMe M.2拡張スロットがGen5に対応している「AMD B850」。Gen5への対応は、マザーボードメーカーの設計次第となっているが、ASRockでは多くのAMD B850チップセット採用マザーボードに、Gen5対応のPCI Express x16スロットとNVMe M.2拡張スロットが装備されている。

 多くのラインアップを取りそろえているASRock。B850マザーボードもゲーミング向けの「Phantom Gaming」をはじめ、高耐久とバランス良いスペックで定番人気となっている「Steel Legend」、配信者・クリエイター向け「LiveMixer」、そして今回触ってみた「PRO」シリーズで展開だ。さらにX870/X870Eマザーボードでは選択肢が少なかったMicro ATXや、Mini-ITX規格マザーボードもラインアップする。

用途や予算にマッチしたマザーボードを選べるのがASRockの魅力だ

 「PRO」シリーズは、比較的エントリーよりになるが、価格を抑えながら対応していると安心なPCIe Gen5インターフェースと、新たに国内で認可された6GHzの帯域に対応しているWi-Fi 6Eに対応と、しっかりと最新スペックが盛り込まれている。

 2025年に新たに投入されるNVIDIA GeForce RTX 5000シリーズなど、次世代GPUを搭載したビデオカードは、Gen5に対応する見込みだが必須というわけではない。さらに、1万MB/秒を超える現在最高峰のパフォーマンスを発揮するPCIe5.0×4 NVMe M.2 SSDも今すぐ導入するには、コスト的になかなかハードルが高い。しかし、ともにGen5に対応していれば、将来的に両ハードへのグレードアップは容易と言える。

 さらに先の世代のCPUとなる「Zen 6」アーキテクチャを採用したRyzenも、CPUソケットはSocket AM5が継続される可能性大なので、コストを抑えつつ、Gen5をサポートした次世代ハードを見据えた「B850 PRO RS WiFi」は、十分買いと言えるマザーボードになっているのだ。

 その「B850 PRO RS WiFi」は1月10日に発売予定で、想定売価は4万980円前後となる。 

AMD 850チップセットを採用したASRock最新マザーボードの「B850 PRO RS WiFi」

ブラックカラーの基板に、シルバーカラーのヒートシンクを備えた定番のカラーとなっている

2025年、Ryzenで自作するうえで、スペックに不足を感じない「B850 PRO RS WiFi」を触ってみた

ゲーミングPCもクリエイティブPCも不安なし

 さっそく「B850 PRO RS WiFi」の魅力をチェックしていこう。コストを抑えたPROシリーズだが、80A Dr.MOSを採用する17フェーズの電源回路設計に、8ピン(4+4)×2仕様のEPS12Vコネクターの搭載と、16コア/32スレッドCPUのRyzen 9と組み合わせても問題ない。

CPUやGPUの性能を安定して引き出す電源回路は14+2+1フェーズとなっている。ゲーミングや、クリエイティブ用途のPCを不安なく組める

電源回路にはフィン構造を採用したヒートシンクを装備。少ないエアフローでも電源回路を効率良く冷却する

EPS12Vコネクターは、8ピン(4+4)×2仕様となる

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