2025年であります。あけましておめでとうございます。今年最初のネタは、ソニーの最新フラッグシップ機「α1 II」。
ボディ単体で99万円。かろうじて100万円を切りましたという最高ランクのプロ、あるいは懐が豊かなハイアマチュア向けカメラで、おいそれと買えるものではないけれども、新年だし、景気づけに行ってみよう。
このカメラ、速い・キレイ・賢いの三拍子が揃っていて、さすがフラッグシップ機。約5010万画素ながら超高速AFと超高速連写が可能で、しかもAIを駆使したAFが賢いという代物。見た目がゴツくないし、サイズ感的にいつものαなのが、またすごい。
そして、猫AFが強力なうえに、モニタはチルト+バリアングルの4軸式なので、低いところにいる猫もさっと撮れるのだ。
実は猫を撮りに行ったのではなく、たまたま通りがかったお寺の前で猫に出会い、そのとき、たまたま手にα1 IIを持っていたのである。最近、そういう偶然が減ってたのでうれしい。
よく見ると、全部で3匹いる。このあたりは塔頭(たっちゅう)が並んでいるので、そのどこかで世話されているのだろうか。3匹がちょうど入り、なおかつ撮影場所の雰囲気がわかるようなアングルを狙ってみた。
さらに奥へ歩いていくと、目の前を横切るチャシロが。カメラを構えたら、トトトッと人が入れない場所へ行ってしまったけど、体に木漏れ日が当たっていて、それはそれでいいあんばいなのだった。
寺前猫シリーズ最後は、ハチワレ。日なたのコンクリートに顎を乗っけて、ナニヲシテルンダ、きみは。
猫ばかりに構っているわけにもいかなかったので(別の撮影で来てたのだ)、寺前猫はここで終了。
夕方は神社へ。いつも世話してくれるおじさんがやってくるのをじっと待つ黒猫。壁に隠れてこっそり待っているところが、なんかいじらしい。最近顔を出すようになったそうで、まだ人に慣れてないのだ。
古参のタビさんは、夕日を浴びてオレンジ色に。冬の夕方ならではの色だ(冒頭写真)。
猫を撮ってたら、親子連れがやってきた。お母さんが見守る中、小学校低学年くらいの娘さんが猫にそろりそろりとこわごわ近づくのだけど、タビさんも警戒顔してじっと睨んでる。緊張の一瞬ですな。
結局、触らせてもらえなかったのだった。いつか仲良くなって、撫でさせてもらえますように。
そして、冬の日は足早に暮れていくのだった。急に冷えた年末だったけど、猫のみなさんも無事過ごせますように。
そして、本年もよろしくお願いします。
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筆者紹介─荻窪 圭
老舗のデジタル系フリーライター兼猫カメラマン。今はカメラやスマホ関連が中心で毎月何かしらのデジカメをレビューするかたわら、趣味が高じて自転車の記事や古地図を使った街歩きのガイド、歴史散歩本の執筆も手がける。単行本は『ともかくもっとカッコイイ写真が撮りたい!』(MdN。共著)、『デジタル一眼レフカメラが上手くなる本』(翔泳社。共著)、『古地図と地形図で楽しむ東京の神社』(光文社 知恵の森文庫)、『東京「多叉路」散歩』(淡交社)、『古地図と地形図で発見! 鎌倉街道伝承を歩く』(山川出版社)など多数。Instagramのアカウントは ogikubokeiで、主にiPhoneで撮った猫写真を上げている。Twitterアカウント @ogikubokei。ブログは http://ogikubokei.blogspot.com/
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