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ASUS、Crucial、秋葉原で開催したZ890マザボのオフラインイベントレポート

2024年12月26日 10時00分更新

世界最速メモリーメーカー
Micronのメモリー&SSD紹介コーナー

 小休憩を挟んで行なわれたイベント第二部は、Micron 宮本貴通氏のトークセッション「Crucial CUDIMM & M.2 SSD製品解説」。第一部から引き続き、ASUSのジョージ氏と声優の村井理沙子氏も登壇した。

メモリーやM.2 SSDでおなじみのマイクロン

マイクロン・宮本貴通氏

 第二部は、マイクロンの企業紹介からスタート。マイクロンはアメリカのアイダホ州の企業で、メモリーモジュールとSSDを設計から製造、販売までを自社で行っている米国唯一の企業。宮本氏はスクリーンに地図を映しながら紹介した。

MicronとCrucialのロゴが変わったことを紹介

マイクロン本社の入口。本邦初公開らしい

 前置きが終わると、いよいよトークテーマは本題へ。宮本氏は「メモリーの歴史」を紹介すると語る。しかし、スクリーンに映し出されたのは「いろいろあって、DDR5 CUDIMMに至った」の文字。「メモリーの歴史」の紹介を「いろいろあって」の一言で片付けてしまった……。ジョージ氏と村井氏からツッコミを受けていたが、場内は大盛りあがりだった。

まったく歴史の解説になっていないスライド

 気を取り直して、ここからは比較的マジメなメモリー紹介。宮本氏は新しい規格の「CUDIMM」と「CSODIMM」を紹介しつつ、マイクロンが発売している商品解説も行なった。

Crucialブランドの一般向けDRAM商品

 さらに宮本氏は、自作PC初心者が悩みがちな「メモリーの選び方」を紹介した。いまの時代、正しくPCを運用するには「最低16GBは必要」と宮本氏。さらにクリエイティブな作業や配信を行う場合は、32GB以上ないと快適にこなせないとコメント。

宮本氏は「メモリーは多ければ多いほどよい。多くて困ることはない」と語る

メモリーを選ぶときの基準は、「第一に容量、第二に速度」と宮本氏

 メモリーのパートが終わると、次のトークテーマはM.2 SSD。宮本氏は「SSDの歴史を紹介する……」と話し始めたが、スライドには「いろいろあって、NVMe Gen5 SSDに至った」の文字が。ふたたび同じネタで場内を爆笑させた。

歴史を解説する気がまったくない宮本氏のフリーダムトーク。ジョージ氏は頭を抱えながら爆笑

 ここではマイクロンのブランド「Crucial」が展開する最新SSDの紹介。フラッグシップモデルの「Crucial T705 Gen5 SSD」や、「Crucial T700 Gen5 SSD」、「Crucial T500 Gen4 SSD」を解説していった。

世界最速を誇る「Crucial T705 Gen5 SSD」

Crucialブランドの製品ランナップ

宮本氏によるSSDの耐久度の解説を聞いていた声優・村井氏は、「忘れないように!」と自身のスマホでスライドを撮影。勉強熱心です

 最後に宮本氏は、マイクロンの外付けSSDも紹介。まだ知名度は低いそうだが、ジョージ氏は個人的に愛用している優れた製品のようだ。スライドには「市場推定シェア3%未満」とか「マジで売らないとヤバい」などと自虐的なメッセージが記されており、解説コーナーと言うよりも布教コーナーの様相。来場者から歓声を浴びながら、イベント第二部は終了した。

マジで売らないとヤバい外付けSSDらしいが、ジョージ氏は「使いやすい」と絶賛。隠れた名機のようだ

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