「B850 AORUS ELITE WIFI7」で組んでみた
ここからは「B850 AORUS ELITE WIFI7」で、実際に組んでみた。12コア/24スレッドCPUとなるRyzen 9 9900Xをはじめ、6400MHz駆動DDR5メモリー 16GB×2や、GeForce RTX 4070 Ti SUPER 16GB GDDR6X。さらにPCIe5.0×4に対応し、最大読み書き速度が10000MB/秒を超えるNVMe M.2 SSDのNextorage「NE5N2TB/FHNE SYM」を搭載してみた。
まずはBIOS(UEFI)を呼び出すと、必要な設定を簡単にできる「EASY MODE」が起動する。基本となる日時の設定をはじめ、オーバークロックメモリーの設定や、ブートストレージの順番変更、BIOS(UEFI)のアップデート、ファン回転数の制御などといったことが可能になっている。
PCIe5.0 NVMe SSDを問題なく運用できる
まずはストレージベンチマーク「CrystalDiskMark 8.0.6」を実行して、「B850 AORUS ELITE WIFI7」に搭載したPCIe5.0×4 NVMe SSD「NE5N2TB/FHNE SYM」のパフォーマンスと、板状M.2ヒートシンクの冷却性能を確認していこう。
シーケンシャルの速度は、最大読み込み速度が1万2300MB/秒に達し、最大書き込み速度も1万1800MB/秒を記録と、文句なしに最速クラスと言えるパフォーマンスを発揮している。
爆速だが発熱量も半端ないPCIe5.0×4 NVMe M.2 SSD。バラック状態なので、PCケースに収めケースファンのエアフローがある実運用時とはテスト条件が異なるが、「CrystalDiskMark 8.0.6」(1GiB 5回)を3回連続実行時の最大温度は71度に留まっていた。
「B850 AORUS ELITE WIFI7」のPCIe5.0×4対応M.2拡張スロットはビデオカードの真下に位置するため、冷却面が若干不安だったが、高発熱なPCIe5.0×4 NVMe M.2 SSDも不安なく運用できそうだ。さらに80mmファンを低速回転させ、エアフローを作ると、温度は60度台前半まで下がっていたので、安心して運用できるだろう。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう