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AMD B850チップセット採用の「B850 AORUS ELITE WIFI7」は次世代スペックを備えたRyzen自作の新たな選択肢だ

2025年01月06日 23時00分更新

文● 藤田 忠 編集●北村/ASCII
提供: 日本ギガバイト

 3D V-Cache技術による大容量キャッシュを搭載することで、ゲーミングパフォーマンスを引き上げたAMD Ryzen X3Dシリーズなど、人気を博しているRyzenシリーズ。

 絶好調なAMD Socket AM5 Ryzen自作に、1月早々に新たな選択肢が加わることになった。それがメインストリームに位置するチップセットの「AMD B850」を採用したマザーボードだ。

 ハイエンド向けチップセットのAMD X870E/X870が、USB4への対応に加え、ビデオカード用PCI Express x16スロットおよび、CPU制御下のNVMe M.2拡張スロットのGen5対応が必須となっているところ、AMD 850チップセットではUSB4対応は見送られ、PCI Express x16スロットとNVMe M.2拡張スロットのGen5への対応はマザーボードメーカー次第となっている。

 そんなAMD B850チップセット採用マザーボードが、年明け早々に各社から登場している。最新チップセット採用マザーボード発売時のいつもの風景だが、パーツショップのスタッフは置く場所の確保に四苦八苦している。

 コネクターを含めて白で統一し、ホワイトコーディネート自作にベストな1枚となっている”AORUS ICE”シリーズを手がけるGIGABYTEからも、B850チップセット採用マザーボードが続々登場中だ。ここでは、そんな数あるなかから、ゲーミング向けマザーボード「B850 AORUS ELITE WIFI7」を触っていこう。

B850チップセットを採用した「B850 AORUS ELITE WIFI7」。スタンダードなブラックカラーモデルだ

将来性も◎なスペックが備わっている「B850 AORUS ELITE WIFI7」

 ゲーミングマザーボード「AORUS」シリーズのメインストリーム寄りになる「B850 AORUS ELITE WIFI7」。

ハヤブサをモチーフにしたAORUSのシンボルマークを配したおなじみのパッケージデザインだ

 チップセットはAMD 850なので、最大40Gbpsという転送速度を発揮するUSB4は非対応だが、ビデオカード用PCI Express x16スロットとNVMe M.2拡張スロットはGen5をサポートしている。そのうえ、次世代無線LANの最新規格となるWi-Fi 7にも対応するほか、組み立てやすさを追求したGIGABYTEの”Ez”ギミックなど、魅力十分なスペックが備わっているのだ。

 そしてCPUや、ビデオカードの性能を安定して引き出すための電源回路は、CPUコアへの電源供給フェーズ数が14フェーズ、チップセットやGPUなどへの供給フェーズ数が2フェーズ、メモリーなどへの供給フェーズ数が2フェーズの計18フェーズを備えている。最大32スレッドで動作するRyzen 9000シリーズや、ハイエンドGPU搭載ビデオカードのパフォーマンスをしっかりと引き出せる。

マザーボード上部側。4基のDDR5メモリースロットを備える

電源回路は計18フェーズの設計

パワーチョークが並び、ヒートシンクとの間には熱伝導シートを確認できる。高耐久なコンデンサーがズラリと並ぶ

トップ側ヒートシンク。放熱面積を増やすフィン構造を採用している

トップとリア側ヒートシンクは、ヒートパイプで連結されている

リア側ヒートシンク。インターフェースカバーと、一体となっているフィン構造の大型ヒートシンクになっている

通気孔を設けることで、電源回路の冷却効果を高めるというGIGABYTE独自のリアインターフェースカバーデザインを採用する

EPS12Vコネクターは、8ピン(4+4ピン)と4ピン仕様になっている

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