ドコモ以外からも売られる新らくらくスマホはガラケー的UIと進化した健康管理機能で勧めやすい1台
操作感は思っていたよりも快適
電池持ち、堅牢性も万全
CPUはMediaTekのDimensity 7025(最大2.5GHz)で、メモリーは4GB、ストレージは64GBという構成。ミドルクラスの中でも控えめなスペックですが、普段ハイエンドスマホを使っている筆者でもストレスを感じない程度に操作できました。
らくらくスマートフォンのホーム画面はタイル状にデザインされていて、使いたい機能がわかりやすく表示されます。一般的なホーム画面の操作に慣れている場合は「シンプルホーム」に変更可能。シンプルホームに変えても、文字は大きく見やすく表示されます。ただし、一般的なスマホのようにウィジェットを表示することはできません。
文字入力には、日本語の予測変換の賢さには定評があるATOKを採用。らくらくスマートフォン向けにカスタイズされた「Super ATOK ULTIAS for らくらく」が搭載されており、初期設定は「ケータイ入力とらくらく2タッチ入力を併用」になっています。このままではフリック入力ができないので、一般的なスマホを使っていた場合は「らくらくフリック入力」に切り替えたほうが使いやすいかもしれません。なお、手書き入力もできるので、読み方がわからない漢字を入力したい場合に役立ちます。
バッテリー容量は4500mAh。筆者が使った印象では、電話やメッセージをメインに使うのであれば余裕で2日は持ちそうに感じました。
防水・防塵に対応し、MIL規格に準拠する耐衝撃・防湿・耐日射・耐振動などの堅牢性も備えています。さらに、泡ハンドソープで洗えて、アルコール除菌も可能。もちろん、おサイフケータイにも対応。長期的に使う上でも不安は少なそうです。
カメラは押すだけで明るく写る
難しいことは考えずにシャッターを押すだけ
アウトカメラはシングルで、約5010万画素。初期設定で「AIシーン認識」がオンになっているので、シャッターを押すだけでOK! デジタルズームは最大8倍。
実際に撮ってみると、晴れた日の屋外では、非常に明るく写りました。個人的には、もう少しアンダーでもいいかも……と思ったくらい。そのためか室内では明るく撮れることが功を奏し、照明が暗めの飲食店でも、料理を鮮やかな色で移すこともできました。夜景もバランスのよいコントラストで撮れるので、旅行先などで撮影を楽しめそうです。
インカメラは約800万画素。こちらも明るく写りました。カメラ目線を誘導するアニメーションを表示する機能も便利です。
【まとめ】フツーのスマホに慣れている人は慎重に
シニア層の中には「らくらくホン」など、ガラケーを使い続けていて、まだスマホに乗り換えられずにいる人もいるようです。らくらくスマートフォン a/Liteは、スマホの中ではガラケーの操作感に近いのが利点。また、ガラケーよりも圧倒的に画面が大きいので、ウェブやメッセージの文字、写真が見やすくなることも利点。
迷惑電話の対策機能を搭載し、ワイモバイル版には困った時に役立つ「押すだけサポート」機能も搭載。高齢の親世代に持たせるスマホとして検討する可能性は高いでしょう。
ただし、操作性にはクセがあります。一般的なスマホに慣れている人がらくらくスマートフォンに乗り換えるのは慎重に。むしろ、より高性能・大画面で、自律神経パワー計測機能も備えた「arrows We2 Plus」のほうが満足度は高いかもしれません。
「らくらくスマートフォン a」の主なスペック | |
---|---|
ディスプレー | 6.1型TFT |
画面解像度 | 1560×720ドット |
サイズ | 約73×162×9.0mm |
重量 | 185g |
CPU | MediaTek Dimensity 7025 |
内蔵メモリー | 4GB |
内蔵ストレージ | 64GB |
外部ストレージ | microSDXC(最大1TB) |
OS | Android 14 |
対応バンド | 5G NR:n3/28/77/78 4G LTE:1/2/3/4/8/12/18 /19/28/41/42 W-CDMA:1/2/4/8 4バンドGSM |
無線LAN | Wi-Fi 5 |
カメラ画素数 | アウト:5010万画素 イン:800万画素 |
バッテリー容量 | 45000mAh |
Qi | × |
NFC/おサイフケータイ | ○/○ |
防水/防塵 | ○/○(IP68) |
生体認証 | ○(顔、指紋) |
SIM形状 | nanoSIM+eSIM |
USB端子 | Type-C |
イヤホン端子 | ○ |
カラバリ | マゼンタ、ゴールド、ディープブルー |
価格 | 3万1680円 |
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります