ドコモ以外からも売られる新らくらくスマホはガラケー的UIと進化した健康管理機能で勧めやすい1台
11月7日にワイモバイルから発売された「らくらくスマートフォン a」を使ってみました。らくらくスマートフォンはFCNT製で、これまではドコモだけが取り扱っていました。ドコモ以外のキャリアから発売されるのは本機が初です。
なお、12月6日に発売されたSIMフリーモデル「らくらくスマートフォン Lite」もハードウェアはワイモバイル版と共通。価格はらくらくスマートフォン aが3万1680円(MNPで一括払いの場合は9800円)、らくらくスマートフォン Liteは5万600円(家電量販店、Amazon.co.jpなど)となっています。
6.1型の大画面を搭載
だけど持ちやすい
らくらくスマートフォン aの最大の特徴は大画面。らくらくスマートフォン史上最大の6.1型のディスプレーを搭載しています。解像度は1560×720ドットで、やや縦長。そのため横幅は約73mmに抑えられています。
ディスプレーの下には物理的ホームボタンを搭載。どんな画面を表示していても、このボタンを押せば、ホーム画面に戻ります。ちなみに2回続けて押すとマルチタスク画面が表示。長押しで、Googleアシスタントが起動するようにも設定できます。
右側面には音量ボタンと電源ボタンを搭載。電源ボタンには指紋センサーが搭載されています。長押しすると、電源を切ったり、再起動したりできますが、わかりやすいメニューが表示されることも特徴。スクリーンショットは「表示画面の保存」と記されます。
左側面にはSIMとmicroSDのスロットと、マイクボタンを搭載。スロットはピンなしで開くことができ、nanoSIMとmicroSDカード(最大1TB)を装着可能。eSIMを追加することもできます。マイクボタンは長押しでGoogleアシスタントを起動。さらに、表示している画面を拡大する機能も備えています。
底部にはイヤホンジャック、USB Type-C、スピーカーを備えている。
背面パネルは光沢仕上げで、ツルツルとした質感。エッジ部は曲面で手になじみやすくなっています。カメラのほかに、自律神経の状態を計測するセンサーを搭載。FeliCaを搭載し、おサイフケータイも利用できます。
自律神経の状態を測定できる機能が唯一無二
らくらくスマートフォンは、言わずもがなシニア層をターゲットするスマホです。歩数計、心拍数、睡眠の状態を測定する機能などが搭載されています。そして、新たに搭載されたのが自律神経の状態を計測する機能。
自律神経は、本人が意識することなく全身の機能を制御する神経。心身の活発さを表す交感神経と、やすらぎを表す副交感神経で構成されます。これらのパワーとバランスで、身体の状態を知ることができ、医療機関では特別な機器を使って測定します。
FCNTは、今年8月に発売したarrows We2 Plusに、この機能を初搭載。らくらくスマートフォン aにも同じ機能が搭載されています。測定は簡単で、背面のセンサーに人差し指をあてて、2分間動かないようにしていればOK!
自律神経パワーは年齢で表示されるので、実年齢より若いとうれしい気持ちになり、上だとガッカリして、生活を改善しないと……と思う仕掛け。毎日継続して計測することで、自分の身体の状態を客観視できるようになります。
計測に要する時間は、本来は4分が望ましく、4分に変更することも可能です。しかし、2分でもじっとしていると退屈に感じました。継続するには、テレビを観ながら計測するとか、リラックスする音楽を聴きながら計測するとか、工夫が必要かもしれません。
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