モトローラの縦折りスマホ最高峰「motorola razr 50 ultra」は強化されたAIが楽しい
大幅アップグレードのカメラ性能
望遠強化も超広角はなし
続いてカメラに関してだが、背面のカメラはメイン(広角)カメラが約5000万画素/F1.7、望遠カメラが約5000万画素/F2.0の2眼構成。開いた状態のフロントカメラは約3200万画素/F2.4となる。motorola razr 40 ultraと比べた場合、超広角カメラが望遠カメラに変化したのと、画素数が1000万画素クラスから、5000万画素クラスへと大幅にグレードアップしているのが大きな違いといえるだろう。
それゆえ超広角撮影はできなくなった一方で、2倍以上の望遠撮影は強化されており、デジタルズームであれば最大30倍ズームでの撮影が可能だ。実際に使ってみると、超広角カメラがカットされたことがやや悩ましいと感じるシーンに何度か遭遇したが、写真よりも動画に重点を置く人ならメリットがあるだろう。
それゆえか、motorola razr 50 ultraでは本体を90度折り曲げてビデオカメラのように持って撮影する際には機能が追加されている。具体的には、折り曲げた時点で自動的に録画が始まり、分割された一方のディスプレー側で録画停止などの操作もできるようになった。
ほかにも、AIを活用した撮影機能の強化が進められており、画像の補正だけでなく手振れを強力に補正する「アダプティブスタビライゼーション」や、動きのある写真を捉えやすくする「アクションショット」などの機能を用意。折りたたみスマートフォンでは抑えられがちなカメラ機能の全般的な強化が図られていることが分かる。
もちろん本体を閉じた状態で、本体を2回ひねるようにして振ればカメラを起動し、そのままメインカメラでセルフィーを撮影できる。なおこの際、ヒンジを下にして、カメラが上に来る状態で撮影するよう指示が現れる。その方がカメラの位置が上に来るためより顔を綺麗に撮影しやすいためと考えられるのだが、通常使用とは逆さの状態で持つ形となるため注意したい。
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