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Lepton WSZ890 Stream Boxをレビュー

Core Ultra 7&RTX 4070 Ti SUPERなゲーム配信特化型PC!キャプチャーカードと相性抜群マザーボードの標準採用が強み

2024年12月21日 10時00分更新

インターフェースが充実した配信者向けマザーボード

 マザーボードの役割はCPUやメモリー、ビデオカードなどを接続し、PCとして機能させることだ。「配信者向けマザーボード」と言われても、普通のマザーボードとなにが違うのかわからず、不思議に思っている人も多いだろう。

 ASRockの「Z890 LiveMixer WiFi」は、大容量で長寿命なコンデンサーの採用と優れたVRM設計により、ハイエンドCPUでも安定して動作できるというところが特徴の1つだが、これは配信者向けに限った話ではない。

 では、どこが違うかと言えば、それは配信用デバイスとの相性だ。ASRockはElgatoやAVerMediaといった、定番キャプチャーデバイスメーカーの製品を事前にテスト。動作を確認したデバイスを公開し、ユーザーが安心してマザーボードを選べるようにしている。

ASRockは動作確認済みのキャプチャーデバイスを製品ページで公開している

 また、より多くのデバイスが接続できるよう、リアインターフェースもかなり充実している。Thunderbolt 4を2基搭載しているほか、USB Type-Aは12基(USB 3.2 Gen 2が2基、USB 3.2 Gen 1が10基)も備えている。

2基のThunderbolt 4や12基のUSB Type-Aなどを備え、配信関係のデバイスをたくさん接続できる

 なお、USBコントローラーを占有して使うライトニングゲーミングポートは2基用意。このポートにマウスやキーボード、ゲームパッドなどを接続すれば、遅延の少ない安定した操作が可能になるという。

ほかのデバイスとコントローラーを共有しないUSBポートを装備

 Lepton WSZ890 Stream Boxは通信機能も充実している。有線LANは2.5GbE、無線LANはWi-Fi 7をサポート。Wi-Fi 7は高速で遅延が少なく、空いている6GHz帯が利用できる。当然対応ルーターも必要となるが、有線LANで接続できない環境でも、見劣りしない高速通信が期待できる。

 インターフェースは前面も豊富で、USB Type-Aが4基(USB 3.0が2基、USB 2.0が2基)、USB Type-Cも1基備える。ゲームパッドなど、よく着脱するデバイスはこちらでもいいだろう。

前面インターフェースも豊富

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