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Lepton WSZ890 Stream Boxをレビュー

Core Ultra 7&RTX 4070 Ti SUPERなゲーム配信特化型PC!キャプチャーカードと相性抜群マザーボードの標準採用が強み

2024年12月21日 10時00分更新

外部機器の画面取り込みで活躍するキャプチャーカード

 PCゲームの実況配信はもちろん、ウェブカメラを使えば、画面に人物をワイプで表示する配信できる時代だ。しかし、別のゲーム機の画面を配信したい場合は、別途映像をPCに取り込む必要がある。

 その映像の取り込みを行える機材がキャプチャーデバイスだ。Lepton WSZ890 Stream Boxは、キャプチャーデバイスの定番メーカー、AVerMediaのキャプチャーカード「Live Gamer HD 2 C988」を標準装備。1080p・60fpsで外部機器の映像を取り込める。

AVerMediaのキャプチャーカード、Live Gamer HD 2 C988

 2つのHDMI端子は片方が入力で、もう片方はパススルー出力だ。パススルー出力とは、入力した映像をそのまま何も手を加えずに出力するというもの。PCにゲームの画面を取り込んで表示する場合、どうしてもある程度の遅延が起きてしまう。この表示を見ながらFPSや格闘といったタイミングがシビアなゲームをプレイしようとすると、映像がずれてしまいうまく遊べない。

 その点、パススルー出力につないだディスプレーであれば、ほぼ遅延なしで表示できる。そのため、PCの画面出力用とパススルー出力用の2台ディスプレーが必要となってしまうものの、実況プレイには不可欠だ。

PCIe 2.0×1接続で、映像の入出力はHDMI。音声の入出力端子も装備する

 また、キャプチャーカードはゲーム機の入力以外にも利用できる。例えば、ミラーレスカメラなどのHDMI出力機能を使い、高画質な映像をPCに取り込める。ウェブカメラでは画質が満足できないという人にはオススメだ。

 なお、Live Gamer HD 2 C988は汎用のUVC対応映像入力デバイスとして使えるため、多くの録画・配信ソフトが利用可能。AVerMediaの「RECentral」はもちろんのこと、フリーの配信ソフト「OBS Studio」でも利用できる。もちろん、TeamsやZoomといったオンライン会議ソフトや、Windows標準のカメラアプリでも使える。

OBS Studioでも利用できる

 ちなみに、サイコムのYouTubeチャンネルでは、ゲーム機の映像をPCで取り込み、動画ストリーミング配信する方法を紹介している。これから配信を始めたい方はぜひ参考にしてはいかがだろうか。

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