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180Hz駆動でGTG0.5msのRAPID VAパネルを搭載、MSI「MAG 325CQRF QD E2」

ゲームの世界にいるみたい!没入プレイしたいなら大画面の湾曲ゲーミングディスプレーがおすすめ

2024年12月20日 11時30分更新

文● 飯島範久 編集●三宅/ASCII
提供: エムエスアイコンピュータージャパン

 

昨年モデルからRAPID VAパネルを一新

 エムエスアイコンピュータージャパン(MSI)は最近、昨年モデルの後継機を続々と登場させているが、今回紹介する「MAG 325CQRF QD E2」もその1つ。「MAG 325CQRF-QD」の後継モデルでパネルがブラッシュアップされたのが大きな変更点だ。

 前モデルでは、RAPID VAパネルが登場したころで、ゲーミングディスプレーに求められる残像感のない高速駆動・高速応答でかつ、VAパネルでは苦手だった広色域を両立させた欲張りな製品として注目されていた。

 今回は、このRAPID VAパネルが最大駆動速度170Hzから180Hz(DisplayPort時。HDMI時は144Hz)へ、応答速度は1ms(GTG)から0.5ms(GTG)へ高性能化されている。色域のカバー率もsRGBが99%、Adobe RGBが96%、DCI-P3が97%でAdobe RGBとDCI-P3のカバー率が引き上げられ、さらにクリエイティブな作業でもそん色なく行なえる。

MSI「MAG 325CQRF QD E2」。実売価格は5万円9800円前後。実際に体験すると湾曲率の1000Rはかなりのもの

 画面サイズは31.5インチで湾曲率は眼球の動きと同等の1000R、解像度はWQHD(2560×1440ドット)と変わらず。輝度も300nitでHDRに対応している。

 ゲーム系機能としては対応するグラボと組み合わせることでカクつきやティアリング現象を抑える「Adaptive-Sync」機能や残像感を抑える「アンチモーションブラー」機能を搭載。暗部を見やすくする機能としては、従来の「ナイトビジョン」モードに加え「AIビジョン」モードで画面全体をさらに違和感なく見やすく鮮明にしてくれる。

OSDの画面。「ナイトビジョン」にもAIモードはあったが、「AIビジョン」のほうがより見やすくなっている

 また、チラツキを抑える「アンチフリッカー」機能や、目の疲れを低減する「ブルーライトカット」機能といった目を守る機能も搭載。長時間の利用も安心して使える。

長時間の作業やゲームプレーにブルーライトカット機能は必須

 全体的にデザインは変更され、OSD画面を操作するナビキーは、ボタンはなくスティックのみに。LEDイルミネーションは健在で「Mystic Light」に対応しており、USB接続していれば「Gaming Intelligence」アプリから発光パターンを変更できる。

OSDを操作するためのナビキー。UIとしては最高の操作性能

背面には、LEDイルミネーションがあり、ゲーミングディスプレーらしいデザインになっている

パソコンとUSB接続すると「Gaming Intelligence」アプリが利用でき、LEDイルミネーションの発光パターンも設定できる

「Gaming Intelligence」アプリは、ディスプレーの設定をパソコン上から操作できるので便利

 インターフェースは、HDMI 2.0b×2、DisplayPort 1.4a×1、USB Type-C(DP Alt mode、USB PD)×1、USB 2.0 Type-A(USBハブ)×2、USB 2.0 Type-B(PC接続用)×1、ヘッドホン出力×1を備える。前モデルと大きく違うのはUSB PDが65Wになったこととで、普通のモバイルノートであれば充電しながら映像入力が行なえる。

インターフェースは左から、ヘッドホン出力×1、DisplayPort 1.4a×1、HDMI 2.0b×2、USB Type-C(DP Alt mode、USB PD)×1、USB 2.0 Type-B(PC接続用)×1、USB 2.0 Type-A(USBハブ)×2。USB PDが65W出力に対応したことで、ノートパソコンのサブディスプレーとして利用価値が高まった

 また、KVMスイッチ機能でUSB機器を2台のマシンで共有ができるため、キーボードとマウスの共通化が可能。作業効率アップにもつながる。

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