●コンパクトで取り出しやすいパッケージ
ニトリル手袋は1枚ずつ購入するものではなく、1パッケージで数十枚というのが普通。そのため、通常は紙の箱などに入って売られています。
しかし、SAFESKIN*は紙の箱ではなくPOPnGOパッケージを採用。これは、薄いプラスチックフィルムの袋に入ったパッケージで、上部のフタを開いて取り出し、閉めて保存できるというものです。ウェットティッシュのシール部がフタになったようなもの、といえば伝わるでしょうか。
1枚ずつ取り出しやすいのはもちろんですが、中身が減ると平らになっていくので、残りが少ないかどうか、ひと目で確認できるというのも便利です。
形状は左右共通。ヘビーデューティーを1枚引き出してみると、なるほど、厚みがあるのが感じられ、一般的なニトリル手袋よりもゴワゴワしている印象です。引っ張っても伸びにくく、手持ちの一般的な製品やミディアムデューティーと比べ、かなり丈夫に感じました。
柔らかさが違うというのは、引っ張った時にできるシワの様子からもわかります。例えば、親指の付け根当たりを指でつまみ、左右に引っ張ってみましょう。
一般的な製品やミディアムデューティーは薄く柔らかいため、シワが短い間隔で多数できます。これに対してヘビーデューティーは、厚みがあるためシワができにくくなっていました。
ヘビーデューティーは厚手で引っ張りに強い……つまり、擦れやすい力のかかる用途で使っても、破れにくいだろうと期待できます。
手にはめてみると、やはり一般的な薄手の製品とは違うと実感します。とくに違うと感じたのは、装着するときの感触。
指を奥まで挿し込むため、手首あたりを引っ張って装着しますが、この時、一般的な製品だと伸びてしまい、なかなか指が奥まで入りません。これに対してヘビーデューティーは伸びが小さく、スルッと入ってくれます。
ただし、装着後の指の動かしやすさは、伸びやすい一般的な製品の方が上。ヘビーデューティーだと普段より抵抗が大きく、とくに指が曲げにくくなります。といっても、比較すれば曲げにくいというだけ。細かな作業の妨げになるほどではありません。
ちなみに、探してみるとヘビーデューティーよりも厚みのある製品があります。しかし、さらに指が動かしにくくなってしまうため、耐久性と動かしやすさを考えると、ヘビーデューティーのほうがバランスがよさそうです。
装着して気が付いたのは、指先が少し厚くなっていること。指先はどうしても破れやすいですから、厚めになっているのはうれしいですね。また、この指先は凹凸のある滑り止め仕様となっていたので、手にしたモノを落としにくいというのもメリットです。
ちなみに、手袋を装着したままでも、スマホやタブレットをタッチ操作できます。説明書や手順書、資料などを表示しながら作業する場合に便利ですし、急な連絡がきたときに、手袋を外すことなく応答できるのも助かります。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります