新ケース紹介コーナー
最後に紹介されたのは、近日発売予定のふたつのケース。ひとつめは市川氏が「流行にあわせて作った」と語るピラーレスケース「TUF GAMING CASE GT502 HORIZON」。ピラーレスケースの最大の欠点だった耐荷重問題を克服し、なんと30kgまで耐えられるように設計。ライティングユニットは別売されるので、派手なゲーミングPCを作れる。ボディーカラーは黒と白を発売予定。
もうひとつはクリエイター向けブランド「ProArt」シリーズのケース「PA602」。フロントと取っ手、IOパネル周辺に本物の木材を使用。かなり高級感たっぷりのPCを作れる。なお、サイドパネルはメタルとガラスの2種類を販売予定。派手なPCが苦手な人におすすめのケースだ。
KTUがX870とX870Eを解説
おなじみのベンチマークも!
休憩を挟んで、ふたつめのセッションは、AMD佐藤氏とASUS市川氏にテクニカルライター“KTU”こと加藤勝明氏が加わった。トークテーマは「KTUがX870/X870Eを語る!」。このトークショーは、加藤氏が最新チップセット「X870」と「X870E」を解説した。
加藤氏は、「本質的な部分では何も変わっていないが、AMD 600シリーズのわかりにくさが整理された」と語る。事前に用意したチップセットの構造イラストやラインナップの表を使って、X870とX870Eを解説。加藤氏は性能だけでなく、このチップセットを搭載したマザーボードの傾向も紹介された。
話題がゲーミング性能に移ると、加藤氏は「いまのゲームはドット等倍表示ではなく、アップスケールやフレーム生成で描画する時代」とコメント。その理由や背景を紹介しつつ、いよいよベンチマーク計測結果の発表。
加藤氏は今回のイベントのために、「Ryzen 7 9700X」と「TUF GAMING X870-PLUS WIFI」、「Radeon RX 7800 XT」を使って調査した。余談だが、当日のAM4時までベンチマークを計測していたそうだ。
結果は表にまとめて報告された。気になる結果は、ゲームによってバラバラだった。AFMFからAFMF2になり、劇的なフレームレート向上は見られていない。しかし、レイテンシーは激減したので、「eスポーツでなければ十分に使えるでしょう」と報告していた。
イベントのラストはお楽しみ企画
レアグッズ争奪じゃんけん大会
イベントの最後は恒例のじゃんけん大会。登壇者とのじゃんけんに勝利した参加者は、ASUSとAMDの激レアグッズが贈呈された。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう