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バカ売れ中のCPUのココがすごい!「AMD Ryzen & ASUSの X870マザーボードで未来を自作る!」イベントレポート

2024年12月07日 10時00分更新

新ケース紹介コーナー

 最後に紹介されたのは、近日発売予定のふたつのケース。ひとつめは市川氏が「流行にあわせて作った」と語るピラーレスケース「TUF GAMING CASE GT502 HORIZON」。ピラーレスケースの最大の欠点だった耐荷重問題を克服し、なんと30kgまで耐えられるように設計。ライティングユニットは別売されるので、派手なゲーミングPCを作れる。ボディーカラーは黒と白を発売予定。

耐荷重30kgの頑丈なピラーレスケース「TUF GAMING CASE GT502 HORIZON」

 もうひとつはクリエイター向けブランド「ProArt」シリーズのケース「PA602」。フロントと取っ手、IOパネル周辺に本物の木材を使用。かなり高級感たっぷりのPCを作れる。なお、サイドパネルはメタルとガラスの2種類を販売予定。派手なPCが苦手な人におすすめのケースだ。

先行展示のPCケース「ProArt PA602 Wood Edition TG」

「ProArt PA602 Wood Edition TG」は、黒とブラウンのおしゃれなPCケースで、近日発売予定となっている

KTUがX870とX870Eを解説
おなじみのベンチマークも!

 休憩を挟んで、ふたつめのセッションは、AMD佐藤氏とASUS市川氏にテクニカルライター“KTU”こと加藤勝明氏が加わった。トークテーマは「KTUがX870/X870Eを語る!」。このトークショーは、加藤氏が最新チップセット「X870」と「X870E」を解説した。

イベント後半に行われたこのセッションは立ち見が出るほどの大盛況

 加藤氏は、「本質的な部分では何も変わっていないが、AMD 600シリーズのわかりにくさが整理された」と語る。事前に用意したチップセットの構造イラストやラインナップの表を使って、X870とX870Eを解説。加藤氏は性能だけでなく、このチップセットを搭載したマザーボードの傾向も紹介された。

加藤氏によるX870とX870Eの解説

しっかりまとめられた資料がとても見やすい!

 話題がゲーミング性能に移ると、加藤氏は「いまのゲームはドット等倍表示ではなく、アップスケールやフレーム生成で描画する時代」とコメント。その理由や背景を紹介しつつ、いよいよベンチマーク計測結果の発表。

 加藤氏は今回のイベントのために、「Ryzen 7 9700X」と「TUF GAMING X870-PLUS WIFI」、「Radeon RX 7800 XT」を使って調査した。余談だが、当日のAM4時までベンチマークを計測していたそうだ。

加藤氏の軽快なトークで場内のあちこちから笑いが起こっていた

 結果は表にまとめて報告された。気になる結果は、ゲームによってバラバラだった。AFMFからAFMF2になり、劇的なフレームレート向上は見られていない。しかし、レイテンシーは激減したので、「eスポーツでなければ十分に使えるでしょう」と報告していた。

加藤氏が実測したベンチマーク結果

加藤氏がAFMF 2を使ってみた所感は、やや微妙とのこと。AFMFほどの劇的な性能向上は期待できないという

イベントのラストはお楽しみ企画
レアグッズ争奪じゃんけん大会

 イベントの最後は恒例のじゃんけん大会。登壇者とのじゃんけんに勝利した参加者は、ASUSとAMDの激レアグッズが贈呈された。

イベントは最後まで大盛況。参加者はいい想い出になったはずだ

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