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キャラクターに魅力のあるRPGはハズレなし

文句なしの面白さ!『ペルソナ5: The Phantom X』Steam版CBTレビュー P5の新境地はココにあり

2024年12月12日 11時00分更新

●面白さはお墨付き!あとは操作性だけもうひと声

 キャラクターとの絆を深める「シナジー」や、主人公たちの育成素材を集める「調伏の領域」、ほかのプレイヤーと討伐スコアを競い合う「心の海の試練」など、語り尽くせない要素はまだまだ存在するが、今回のレビューではここで筆を置きたいと思う。

 個人的には物語の描き方もキャラクターの心理描写も『P5』に劣らない出来で、とてもRPGを遊んでいる実感があった。CBTは7日間あったが、最初のパレス攻略完了までで5日間使うほどのボリュームで大満足(約20時間ほどかかった)!

 戦闘を重ねても経験値が入らず、「調伏の領域」などを周回することで主人公のレベルを上げられるのは、運営タイトルならではの仕組みと言えるだろうか。足りない、圧倒的にコーヒー(領域を周回するためのスタミナを回復するアイテム)が足りない……!

 物語は「欲望」が失われていく世界を描いており、とても先が気になる作りだった。「ペルソナ」らしいストーリーRPGを楽しみたいという人はぜひ安心してプレイしてほしい。原作を知らなくても問題なく楽しめるが、『P5』プレイ済みならいろいろと考察がはかどること間違いなし!

あるよぉ、ルブランあるよぉ!(『P5』主人公の家、心の怪盗団の拠点)

ビッグバン・バーガーじゃなく、ブームバン・バーガーだと? 店の名前が違う、その意味するところとは……

 ただ一点、操作性だけは気になった。スマホ版は仮想スティックで移動、PC版はキーボードのWASDで移動という形式で、パレスの探索中に思うような場所へ動けず敵に見つかったり、ギミックの回避でミスをする場面も。

 「ペルソナ」ファンは恐らく家庭用ゲーム機が一番慣れていると思うので、正式リリース時にはコントローラー(パッド)にも対応してもらえると、非常にありがたい。

 ともあれ、とても運営型ゲームとは思えないほど高クオリティだったのは間違いない。もうコンシューマーの新作と言えるレベルだと感じたほどだ。『P5』ファンはもちろんのこと、新規ユーザーにも全力でオススメできるので、事前登録をして正式リリースの日を待とう。

CBT期間中にはゲーム内のSNSで、ガチャ結果や攻略情報などを共有するプレイヤーたちの姿があった

 なお、今回筆者が使ったPCのスペックは以下の通り。基本的には処理落ちやロード時間に悩むことなく、快適にプレイできていた。解像度は4Kで、プリセット「準高画質」を採用。推奨スペックギリギリのビデオカードだったが、問題なく遊べた(GPU使用率は95%以上に張り付きっぱなしで余裕はなかったが)。

OS:Windows 11(64bit)
プロセッサ:Intel Core i7-8700(3.20GHz)
メモリー:16GB
グラフィック:GeForce GTX 1060

 

【ゲーム情報】

タイトル:『ペルソナ5: The Phantom X』
ジャンル:心のダンジョンを冒険するRPG
メーカー:セガ
プラットフォーム:iOS/Android/PC(Google Play Games、Steam)
配信日:未定
価格:基本プレイ無料(アイテム課金あり)

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