「Eufy SoloCam S340」の3つのメリットと1つの注意点
Eufy SoloCam S340はWi-Fi接続で家の中から屋外、もしくは屋内を監視できるカメラです。常時録画ではなく、センサーで動体を感知し、その都度録画をしてくれるもので、録画したデータはクラウドではなくカメラ内のストレージ(8GB)に保存されます。
また、360度の撮影が可能で3Kの広角カメラと2Kの望遠カメラというデュアル構成なのもポイント。AIによるモーショントラッキングで被写体を追従したり、マイクとスピーカーで会話できたりと、セキュリティー以外にもいろいろ活用できる防犯カメラなのです。
それでは、このカメラを使ってわかったメリットを紹介します。
メリット1 めんどうな充電も配線も不要
このようなセキュリティーカメラを設置する場合、どうしても電源ケーブルなどの取り回しがネックになります。屋外に設置する場合、周辺に電源を取れるものがあればいいのですが、一軒家ならともかく筆者のような集合住宅住まいには厳しいものがあります。
ですが、Eufy SoloCam S340はバッテリー駆動なのと、付属のソーラーパネルを使えば太陽光充電もできるのです。したがって、日当たりの良い場所に設置すれば半永久的に動かすことができます。専用アプリでバッテリーの管理もできるので、天気が悪い日は節約モードで、なんて使い方も可能です。配線工事がないだけで、導入のハードルがガッツリ下がりますね。
メリット2 全方位、上下70度撮影できる
カメラは横方向なら最大360度、上下なら最大70度まで動きます。動作検知も感度を上げるとグリグリ動いて怪しい動きを捉えてくれます。さすがにカメラの真下は死角になりますが、そもそも真下に来るまでにこのカメラに見つかるので安心です。望遠カメラは光学3倍、デジタル8倍なので遠くアヤシイものも確認できます。
動作検知をすると、アプリに通知がきて録画データを見られます。人通りの激しい道路などに向けないでと公式が言っているとおり、かなり敏感なのでカメラの向きを考えて設置しないとスマホの通知が大変なことになります。基本は玄関側に向けるか、庭などがいいでしょう。
専用アプリで動作検知ゾーンの設定や、カメラの向きをプリセットできるので、設置場所は多少融通が効きます。
メリット3 ナイトビジョンで夜間も安心
不審者というのは闇に紛れてやってきます。日中は明るくて人の目もありますし、最近はテレワークで家にいることも多いので、そんなに心配ではありません。しかし、人が寝静まったあとで何をしでかすかわかりません。そんなとき、Eufy SoloCam S340のナイトビジョンが威力を発揮します。
通常、ナイトビジョンというとモノクロの映像になりがちですが、このカメラはカラーナイトビジョンという機能を搭載しているので、夜間でもカラーで撮影してくれるのです。カラーだと顔もハッキリ映るので、不審者もビックリでしょう。かなり防犯性が向上します。
闇の侵入者を見つけたら、ライトを照射したりマイクで声をかけたり警報鳴らしたりする機能もありますよ。
購入前に注意しておきたい点
設置場所とWi-Fiの問題
設置場所を選ばないのがメリットなのですが、厳密に言うと少し選びます。筆者の住むマンションは廊下側は共有スペースなので壁に穴を開けることや、通行の妨げになるものを設置することが禁止されています。なので、玄関がある廊下側には設置できません。
また、Eufy SoloCam S340は壁にビス止めが推奨されています。前述のとおり壁に穴を開けられない場合はどうすればいいのか。筆者はタイラップで止めて、ポールに巻き付けました。強力な両面テープもいいのですが、剥がれて落ちたときのことを考えると、やめたほうがいいかもしれません。
配水管やポールなどがあるなら、下の画像のような取り付け金具とブラケットの組み合わせでビス止めできます。
Image from Amazon.co.jp |
Gavit 防犯カメラ 取付金具 ブラケット ポール ハウジング スタンド 監視カメラ 円柱 角柱 屋外 穴あけ不要 ステンレスバンド 20㎝ 2セット (白・2個 *バンド直径20㎝) |
そしてもうひとつの注意点がWi-Fiです。基本的にWi-Fiがないと何もできません。カメラは動くかもしれませんが、録画データも見られませんし、アプリで操作もできません。したがって、家のWi-Fiが届く範囲に設置する必要があります。
あまりルーターから離れてしまうと、電波が弱くなって映像をチェックするときにかなりのタイムラグが発生します。ルーターが近くにない場合は中継器を導入するなどして、電波はバリ5で運用したほうがいいでしょう。
また、接続できるのはWi-Fiの2.4GHzのみなので、5GHzをメインで使っている人は注意しましょう。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります