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定番ノートアプリ「Goodnotes」を使いこなす②

【活用提案】「Goodnotes」の基本操作と便利なカスタマイズ法を覚えて効率よくノートを作成しよう!

2024年12月25日 11時00分更新

デジタルノートならではの機能を使いこなそう

 あたりまえのことだが、紙のノートでは、書いた文字のサイズを変更したり、描いた絵を動かしたりといったことはできない。しかし、デジタルのノートなら、手描き時にさまざまな機能を利用することができる。それらを見ていこう。

●細かい文字を書き込むときは拡大ツールを使う

 ノートに書き込んでいると、罫線に沿ってきれいに書いたり、より細かい文字で書き込んだりしたい場面がある。特に、後者はアナログなノートだとかなり難しい話だが、Goodnotesなら拡大ツールを使ってきれいに書き込めるのだ。

 ツールバーの拡大アイコンをタップすると、ノート上に拡大ツールが表示され、画面下部にそのツールがある部分が拡大されて表示される。拡大ツールは自由に動かせるので、目的の場所へ移動させてから、下の領域に書き込んでいけばいい。

ツールバーの拡大アイコンをタップすると画面が2分割されて、上部に拡大ツール、下部にツールのある場所を拡大したものが表示される。拡大ツールはドラッグして移動、ハンドルを操作して拡大・縮小できる。

拡大ツールを目的の場所へ移動したら、画面下部に書き込めばいい。これにより、小さな文字もきれいに書き込める。

●投げ縄ツールで書いたものを操作する

 ノートを作成中に、書いたものを移動させたいということはよくある。このとき使うのが、投げ縄ツールだ。範囲を選択してドラッグすれば、その部分を別の場所へ移動できる。書くスペースが狭くなってしまったような場面で使うといいだろう。

ツールバーの投げ縄アイコンをタップし、任意の場所を囲むと範囲を選択できる。

選択範囲をドラッグすると、そのまま移動が可能だ。選択範囲の外をタップすれば、範囲選択は解除される。

 投げ縄ツールは、範囲を選択するだけでなく、いろいろな機能が使える。投げ縄で選択した範囲の中をタップすると、利用できるメニューが表示される。

選択した範囲の中をタップするとメニューが表示され、カットやコピー、複製などの操作ができる。

 それらの中でも便利なのは、「カラーを変更」だろう。メニューの「カラーを変更」アイコンをタップすると、変更できる色が表示される。好みのものをタップすると、選択範囲をその色に変更できる。

メニューの「カラーを変更」をタップすると、選択範囲の中にある手書き文字や図形などの色をまとめて変更できる。

 また、「ボックスに変換」を選択すると、選択範囲をボックス化して、拡大・縮小・回転などができるようになる。移動した場所に合わせて簡単に調整できるのがメリットだ。

「ボックスに変換」をタップすると、選択範囲されている部分がボックスに変換され、拡大・縮小・回転できるようになる。

 利用する機会が多いのは、「複製」かもしれない。選択範囲の複製を作成できるので、テンプレート的なオブジェクトを別の場所へ配置したいときに使うと便利だ。

「複製」をタップすると、選択範囲がボックス化して複製される。フローチャートなどを作っているときに使うと、効率よく作成できる。

●消しゴムツールを使って書いたものを消す

 消しゴムアイコンをタップすると、消しゴムが利用できる。消しゴムを選ぶと、ツールバーの右側に消しゴムの大きさが表示されるので、使いたい大きさ(大・中・小)を選んで使う。ただし、大きさはカスタマイズできないので、消したい箇所にちょうどいいサイズを選ぶようにしよう。

ツールバーの消しゴムアイコンをタップすると、右側に消しゴムのサイズが表示される。ちょうどいいサイズを選択しよう。

あとは、消したい場所をドラッグすれば、その部分を消すことができる。

 なお、ツールバーの消しゴムアイコンを長押しすると、「正確な消しゴム」「普通の消しゴム」「ストローク消しゴム」の3種類が選択できる。次のような目的で使い分けるといいだろう。

正確な消しゴム=小さな部分を正確に消すときに使う
普通の消しゴム=選択した部分を消す
ストローク消しゴム=一筆で書いた部分(ストローク)をタッチして、そのストロークを消す

 選択した消しゴムがどのように機能するかは、上部に表示されるプレビュー(「Aa」の部分)を確認するとわかりやすい。

消しゴムアイコンを長押しすると、メニューが表示される。ここで消しゴムの種類を選択できる。

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