Llama-3.1-8B-Instructのインストール
AI TOP Utilityのインストールも完了してこれで一件落着なのであるが、先に示したPDFでは、Hugging FaceからLlama-3.1-8B-InstructをダウンロードしてAI TOP Utilityに追加できることを確認するように説明がある。これをやらなければいけないわけではないが、手順を示しておきたい。
(1) Homeディレクトリに"model"、"data"、"output"の3つのフォルダを作成する。ちなみに"output"はAI TOP Utilityのインストール後に自動生成されていたので、"model"と"data"だけ追加する。
(2) Hugging Face(https://huggingface.co)にWebブラウザでアクセスする。
(3) 右上のSign Upを選んでユーザー登録を行なう。まずE-mailとパスワード、次いで細かいプロファイル入力を行なう。しばらく(今回だと数分)後にVerification mailが届くので、確かに自分で登録した、とConfirmation Linkをクリックすることでユーザー登録が完了する。
(4) Access Tokenを生成する。これはサイト右上のアイコンをクリックし、プルダウンメニューで"Access Tokens"を選び、その先で"Create new token"を選ぶ。
すると下の画像にある画面が出てくるので、項目を埋めてからページの一番下にある"Create token"をクリックする。
すると生成したTokenが表示されるのでCopyボタンを押してコピーし、テキストファイル(画面左、上から8つ目がテキストエディターなので、これを開く)に保存しておくのが便利だ(すぐ後で使う)。
(5) Llama-3.1-8B-Instruct(https://huggingface.co/meta-llama/Llama-3.1-8B-Instruct)を探す。これはHugging Faceのトップページの検索窓で"Llama-3.1"と入れれば候補が出てくるので、そこから選べば簡単だ。
ただしLlama-3.1-8B-Instructの利用には許可が必要である。赤枠の下に"Expand to review and access"という項目があるので、これを展開して名前と生年月日、国、所属(筆者はフリーランスライターなので素直に"Freelance"と書いた)、職業を埋めて、条件に同意するチェックを入れて送信したところ、15分程度でアクセス許可が下りた。これでWebサイト側の作業は完了である。
(6) HomeディレクトリでTerminalを開き、以下の手順を実施する。
pip install huggingface_hub
~/.local/bin/huggingface-cli login
sudo apt install git-lfs
git clone https://huggingface.co/meta-llama/Llama-3.1-8B-Instruct
ちなみにhuggingface-cli loginを実施すると、Tokenの内容を入力するように求められるので、先ほどテキストエディターにコピーしておいたTokenをコピー(Terminalで右クリックするとコンテクストメニューからPasteが選べるので、これを利用する)して入力する。こちらのインストールには20分以上を要した。
これが終わると、AI Top Utilityの中にLlama-3.1-8B-Instructが登録されていることが確認できた。これで問題なく利用できるようになる。
以上でインストール作業は完了である。後は思う存分、AI TOPを利用していただきたい。さらにLLMをファインチューニングしたい場合は、下の動画を参考にするといいだろう。なお、今回使用した各種AI TOPハードウェアは、2025年初旬に日本で発売予定となっている。
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