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え、そんなに踏み込む?(笑)

【激安ドバイ旅】笑っちゃうほど砂漠を爆走し、世界最大の噴水ショーに衝撃を受ける 〜砂漠体験編〜

2024年12月04日 07時30分更新

文● 中山智 編集●こーのス/ASCII

●巨大なショッピングモールは広すぎて迷うほど

 最終日は宿をチェックアウトして、夜のフライトまで、ドバイ最大のショッピングモール「ドバイモール」で過ごすことに。ところでみなさんは、「三人の旅人たち」という空想物語を知っているでしょうか? ジョーン・エイキン作の「しずくの首飾り」に収録されているお話で、昔、小学校の国語の教科書にのっていました。砂漠にある駅の3人の駅員が、それぞれ休暇をとって旅に出かけるストーリーです。

 そのうちのひとりが向かったのは東の駅で、そこは店やホテル、劇場、サーカスの集まった巨大な施設があり、駅員は街には出ず、ずっと駅の施設にいたと話していました。

 ドバイモールはまさにそんな施設で、多くの小売り店やデパート、飲食店が集まり、さらにはアイススケート場や水族館、映画館などもあります。ここでドバイ在住の友人とお茶をしたんですが、「公式アプリをいれてマップを見ないと迷うよ」と言われるほどで、確かに当て感で待ち合わせ場所に向かったら完全に迷いました。

超巨大なショッピングモールの「ドバイモール」

ドバイモール内にあるスケートリンク

 当初は友人と会ったあと、別の観光スポットに行こうかと思っていたものの、「三人の旅人たち」で東に向かった駅員と同じく「ずっとここでいいや」と思い。一日中ドバイモールで過ごしてしまったわけです。

●ドバイ・ファウンテンの大迫力な噴水ショーが凄い

 ちなみにドバイモールは高層ビルのブルジュ・ハリファに隣接していて、ドバイ・モールの前にある湖「バージ・レイク」で開催される世界最大の噴水ショー「ドバイ ファウンテン」も観られます。しかもこのショーは無料なのが節約旅にはありがたい。

観光スポットとして定番のブルジュ・ハリファ

筆者撮影ではありませんが、ブルジュ・ハリファ展望台からドバイ・モールの噴水を眺める航空写真はこんな感じ。噴水がいかに巨大かがわかるでしょう

噴水ショーは長さ275m、高さ最大150mという大迫力。写真では伝わりにくいかもしれませんが、無料とは思えないほど迫力がありました

 また施設内の無料Wi-Fiも爆速で、計測したら下りは約279Mbps、上りは約244Mbpsというスピード。なので夕方からはカフェに籠もって仕事をしていました。これだけ高速だと作業も捗ります。

商業施設の無料Wi-Fiとしては爆速の部類でした

●食事もおいしい、ただし観光地価格です

 ただし、こちらのエリアは物価が高めですね。フードコートで買ったミルクティーは21Dh(約867円)で、前日に食べたビリヤニの倍以上。パソコンで作業するために入ったカフェの抹茶ラテは29Dhで(約1197円)です。

フードコートのアイスティーが約867円。なかなかのお値段

 食事は小籠包が看板メニューの鼎泰豐(ディンタイフォン)に入りましたが、小籠包(6個)とピリ辛ワンタン、ガーリック炒飯、お茶で116Dh(約4788円)でした。お酒なしでこの価格なので、かなり割高。それとイスラム圏なので、豚肉は使用していません。小籠包も豚肉ではなく鶏肉です。実はその味を確かめたいのもあって入店したんですが、鶏肉は鶏肉であっさりとした脂の美味さでした。豚肉に慣れていると、ちょっと物足りなさは感じますけど。

世界各地で見つける度に、食べたくなって入ってしまう鼎泰豐(ディンタイフォン)

見た目は台湾と同じですが、豚肉なしの小籠包

 というわけで、一日中居られる楽しいドバイモールですが、節約旅人にとってはあまり長居できないかな、というところ。そんな印象を胸に、再びメトロでドバイ国際空港へと向かい、日本へと帰国することにしました。予算の残金2万5720円で帰りの航空券は買えるのか? それはまた次回で!

■移動予算5万円(日本から往復のフライト+宿代)
 飛行機代(中国東方航空:中部国際空港→上海浦東空港→ドバイ国際空港):2万1320円
 宿代(ドミトリー2泊):2960円
 残金:2万5720円

※そのほか滞在費など(予算に含めず)
 Nol Card(20Dh追加チャージ):1857円
 ビリヤニ:495円
 水(1.5L)62円
 砂漠ツアー:3802円
 ラクダ乗り:1362円
 ビュッフェVIP席:2270円
 アイスミルクティー:867円
 鼎泰豐:4788円
 抹茶ラテ:1197円
 前回まで:150円
 合計1万6950円円

この記事を書いた人──中山智(satoru nakayama)

世界60ヵ国・100都市以上の滞在経験があり、海外取材の合間に世界を旅しながら記事執筆を続けるノマド系テクニカルライター。雑誌・週刊アスキーの編集記者を経て独立。IT、特に通信業界やスマートフォンなどのモバイル系のテクノロジーを中心に取材・執筆活動を続けている。

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