週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

自転車乗りじゃなくても絶対欲しい! 安くて軽いGoPro HERO

2024年12月02日 17時00分更新

 以下、「HERO」ならではの特徴(メリット)と、購入する際に注意したいポイント(デメリット)について解説します。

GoPro HEROを導入する3つのメリット

特徴1:86gという軽さは、遊びにも旅行にもピッタリ

 スペックを重視される方は、どうしても上位モデル「HERO13 Black」が気になると思います。

 最高5.3K/60フレームの強力な動画撮影に加えて、ナイトラプスやタイムラプス撮影、これにブレ補正を加えたTimeWarpモードなどの多彩な機能が目白押し。重量は159gです。この数値だけを見ると「軽い」と思えますが……。

GoPro HEROはとにかくコンパクト。まさに手の平サイズです。

 今回おすすめする「HERO」の重量は、わずか86g! 上位モデルとの重量差は、驚きの約73gです。もちろん、背面にはタッチLCDを搭載。それでこの差は実に大きいです。

 そして、多彩な撮影機能こそないものの、2.7K/60フレームでの動画撮影が可能。このスペックで不満を感じる場面は稀ではないでしょうか。そのまま水深5mで撮影できる防水・耐久性能も誇ります。

実測でもカタログスペックの86g。しかも、マウント側に接続する折りたたみ式マウントフィンガー込みでこの重量です。

 上位モデルとの重量差がてきめんに効くのは、自転車乗りの方でしょう。なんといっても推進力が自分の心肺能力と脚力次第なので、携行する荷物は1gでも軽いのが正義。休日のサイクリングのほか、荷物を切り詰める自転車旅行でも86gという軽さが役立ちます。

特徴2:目を疑うレベルのブレ補正は超強力

 強力なブレ補正「HyperSmooth」(ハイパースムーズ)の威力は、YouTubeに多数アップされているGoProの公式チャンネル動画を見て頂くのがいちばん早いかと思います。

 HEROはスマホの「Quik」アプリにより自動でブレ補正を適用。ブレ補正は日常の移動や散歩、旅行などでも効果絶大です。

側面に電源/モード切り替えスイッチを搭載。

 自転車やバイク、クルマのほか公共交通機関で移動中の動画撮影では、路面状況による振動をきっちりカット。

 さらに、観光地に着いたらマウントから取り外し、動画を撮りながら散歩しても手ブレも上下ブレもありません。

シャッターボタンは上面に配置。本体が電源オフでもシャッターボタンを押すと即ビデオ録画が開始されます。もう1回押すと録画を停止し、電源がオフになります。

 撮影能力も、16:9比率の2.7K/60フレーム撮影に加えて、4K/30フレーム撮影も可能と必要十分以上。1200万画素の静止画カメラとしても使えるほか、動画から静止画の切り出し(フレームグラブ)も行えます。インターフェースはUSB-CとマイクロSDカードスロット。Wi-Fi 5とBluetooth 5.2です。

背面には1.76型のタッチLCDを搭載。タッチとスワイプ操作で各種設定を行います。

特徴3:アクセサリーの多さでライバルを圧倒

 GoProの公式サイトには、現在40種類のアクセサリーが掲載されていますが、これはまさに氷山の一角。Amazonなどのサイトで「GoPro マウント」と検索すると、恐ろしい数のサードパーティー製アクセサリーがヒットします。

 ヘルメットマウントやネックマウント、チェストハーネス、ストラップマウントを筆頭に、バイクや車載、自転車用マウントも三脚なども選び放題です。

GoPro公式サイトには、現在40種類のHERO用アクセサリーが掲載されています。補修部品が用意されているのもうれしいポイント。

 レンズカバーやマウントに設置する側の本体の折りたたみ式マウントフィンガー、サイドドアが破損しても、交換パーツが用意されているのもメリットのひとつ。末永く使える安心感がうれしいですね。

レンズカバーも交換可能。万が一キズが入っても慌てる必要はありません。

Amazon.co.jpやeBayなどのサイトでは、まさに数えきれない数のサードパーティー製アクセサリーが見つかります。超ニッチな用途向けの製品が見つかる可能性も大。

購入時に注意したいポイント

内蔵型バッテリーは良し悪しアリ

 上位の「HERO13 Black」とは異なり、1255mAhバッテリーは内蔵式で取り外し不可。これが86gという驚異的な軽さの理由のひとつですが、複数のバッテリーを持ち歩き、次々に交換して長時間録画という使い方はできません。

バッテリーは内蔵型。USB-C経由で充電しながらの録画も可能ですが、サイドドアを取り外す必要があります。

 USB-Cにモバイルバッテリーを接続すると、充電しながら録画はできますが、防水性を確保する着脱式の側面のドアを外すことになります。晴天時ではホコリなどが気になり、悪天候時は当然ドアを閉じる必要があるため、バッテリー残量を気にするシーンが増えるでしょう。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

この連載の記事