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ゲームや動画編集はもちろん自分だけのAIも作れちゃう

GIGABYTE AI TOPマザーボードはなぜ超高額なのか? AI研究者にはむしろ格安と言える製品だった

2024年11月29日 17時45分更新

文● 藤田 忠 編集●北村/ASCII
提供: 日本ギガバイト

PCIe5.0×4+PCIe4.0×4の計4基のM.2スロット

 「Z890 AORUS XTREME AI TOP」は、ゴールドカラーの大型ヒートシンクが目を引くPCIe5.0×4対応M.2スロットを装備している。

PCIe5.0×4の高速NVMe M.2 SSDを冷却できる大型ヒートシンクを装備

ヒートシンクはツールレスで着脱可能な「EZ-Latch Click」を採用する

SSDの固定もネジ不要な「EZ-Latch Plus」を採用。さらにSSD基板の裏面に実装されたNANDチップを冷却できるようになっている。両面実装の4TB、8TBの大容量SSDにも最適だ

凹凸あるヒートシンク構造で放熱面積を増加。高速だが高発熱なPCIe5.0×4 NVMe M.2 SSDの搭載も視野に入れられる

 マザーボードのボトムにも、3基のPCIe4.0×4 M.2スロットを装備している。最新のハイエンドマザーボードでは一般的な構成ではあるが、すべてのスロットが両面実装のNVMe M.2 SSDを冷却できるようになっている点がポイントだ。

マザーボードボトムのカバーを外すことで、M.2スロットにアクセスできる

3基のPCIe4.0×4対応M.2スロットが備わっている。メインスロットと同じく、両面実装に対応する

ボトムを覆うカバー全体が、M.2ヒートシンクになっている

10ギガビットLANやTHUNDERBOLT 5を搭載

 インターフェース面も強化されており、Wi-Fi 7や、Thunderboltといった定番の次世代機能に加え、2基の10ギガビットLANポートを装備している。そのため、転送速度をアップさせたり、ポートに不具合があった際に切り替えたり、2ポートを活用してシステムを構築できる。

 さらにThunderboltは、次世代規格で転送速度が2倍の80Gbpsに達するThunderbolt 5へアップグレードされている。高速な転送速度を活かしたThunderbolt 4/5の外付けRAIDストレージエンクロージャーを使った、AI学習・AI生成環境を整えることもできる。

2.5/5/10ギガビット対応ポートを2基装備する

まだまだ魅力ある機能が満載

 AI学習に特化するだけでなく、ゲームなども楽しめるのが「Z890 AORUS XTREME AI TOP」の特徴でもある。使い勝手や組み立て時に便利なギミックも盛りだくさんとなっている。

 キーボードのボタンを押さずにBIOS(UEFI)を呼び出したり、マザーボード上のLEDギミックをすべてオフにしたりするなど、まとめて操作できる「EZ デバッグ・ゾーン」に、各種コネクターが見えない側面実装、Wi-Fiアンテナをワンタッチで接続できる「WIFI EZ-Plug」。さらに高音質でオーディオを楽しめる「ESS ES9280AC DAC」に、PCケースフロントのオーディオ出力として「ESS ES9080」を搭載したUSB DACが付属している。

使い勝手だけでなく、見た目も良好な「EZ デバッグ・ゾーン」

Wi-Fiアンテナは簡単に着脱できる「WIFI EZ-Plug」を採用

主要コネクターはマザーボードの側面に備える。PCケースを選ぶがキレイな配線処理が可能

独自コネクターから、PCケースフロント端子や、PWM4ピンコネクターなどに変換できる

各種電源コネクターには、電力電導性と放熱性を向上させた独自設計が採用されている

フロント用オーディオとして、USB DACが付属している

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