米メディアBloombergは11月25日、ソニーグループがPlayStationの携帯型ゲーム機を新たに開発中だと報じた。PlayStation 5のゲームを外出先でも遊べるとしている。
匿名の関係筋による公式ではない情報、つまり“うわさ”レベルではあるが、いちゲームユーザーとしては期待の目を向けたくなる報道だった。
というのも、PlayStationブランドの携帯ゲーム機というと、2004年に発売された「プレイステーション・ポータブル(PSP)」、2011年に発売された「プレイステーションVita(PS Vita)」がある。
(2009年には時代を先取りし過ぎたダウンロード専用機「PSP go」も発売)
いずれも名作を数多く世に送り出したハードであり、筆者も多くのゲームを遊んだ思い出が蘇る。すでに公式のサポートは終了したが、今でもPS Vitaにダウンロード済みのゲームをたまに起動して遊ぶほどだ。
そして、PlayStation 5とWi-Fiで通信して、疑似的に携帯型ゲーム機のように遊べるハード「PlayStation Portal リモートプレーヤー」が2023年11月に発売。今月にはアップデートにより、ついにクラウドストリーミングでPS5のゲームを遊べる機能を実装した(※)。
※ベータ版。利用にはPlayStation Plus プレミアムへの加入が必要
つまり、需要はあるのだ。プレイステーションのゲームを、ベッドに寝そべりながらプレイしたいのだ。お外で……はプレイしないかもしれないが、出張先のホテルなどで遊ぶ用に「かさばらない」携帯型ハードがあると嬉しいというのは個人的な願望でもある。
現在、携帯ゲーム機市場は任天堂のNintendo Switchや、ValveのSteam Deck、ASUSのROG Allyなどのポータブルゲーム機で占められている。とくにNintendo Switchは「後継機種」が発表間近とされており、大きな注目を集めている形だ。
最近ではMicrosoftがXboxの携帯型ゲーム機を開発中という“うわさ”も聞こえている。PlayStationブランドの携帯型ゲーム機についても、まだまだ先かもしれないが実現する可能性に期待したい。
© 2024 Sony Interactive Entertainment Inc. All Rights Reserved.
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります