ワイヤーロープは、ステンレスやスチール製の線をより合わせ、これをさらにより合わせて作られたロープのこと。しなやかで非常に強く、とくに引っ張り強度に優れています。
重量物を吊り下げたりすることに使われることが多く、クレーンでの荷物の持ち上げ、車などの牽引、ウインチでの巻き上げ用など、色々な用途があります。
家庭内でも意外と使うシーンがあり、とくに便利なのが、1〜2mm程度の細いワイヤーロープです。細くて目立たず、それでいて丈夫ですから、大きな絵画や植木鉢といった重量物を吊るす、盗難防止にワイヤーでくくる、家具の転倒防止用などで活躍してくれます。
●どうやって固定するの?
そんな丈夫なワイヤーロープですが、使うのは意外と大変。普通の紐のようにハサミでは切れませんし、結ぼうとしても硬くてすぐにほどけてしまいます。
ではどうするかというと、まずは先端を折り返し、アルミ製のスリーブで圧着。輪っかを作ります。この輪っかにフックをかけるなどして、対象物を固定するというわけです。
この加工に必要なのが、圧着工具とスリーブ。アーム産業さんから1mm/1.5mm/2mm用の「アームスエージャー(HSC-23)」(実売価格6920円)と「オーバルスリーブ」(実売価格 各1000円前後)をお貸りしたので、実際に加工してみました。
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