Core Ultra 200搭載でAIという武器を得た2-in-1ノートPC「Summit 13 AI+ Evo A2VM」
AI PCでどれを買うか迷っている人におすすめ、ペンもタブレット機能も使える最新ノートパソコン
AI以外、PCのベーススペックとしてもハイパフォーマンス
最後にベンチマークで計測したSummit 13 AI+ Evo A2VMのパフォーマンスを紹介しておこう。
CINEBENCH R23のスコアはMulti Coreが10017pts、Single Coreが1901pts。たとえば第13世代のCore i7の「P」SKU(スリムモバイルの中ではパフォーマンス寄り)と比べて、Multi Core、Single Coreとも向上している印象だ。CINEBENCH 2024のスコアも添えておく。
アプリケーションベンチマークのPCMark 10では、Overallが6334ポイント。ホーム用途のEssentialsが9255ポイント、ビジネス用途のProductivityが7983ポイント、クリエイティブ用途のDigital Content Creationが9337ポイントといった内訳だ。統合GPUを搭載するノートPCではDigital Content Creationスコアが低い傾向にあるが、Summit 13 AI+ Evo A2VMはなかなか高スコア。とくに本製品のメインターゲットと言えるPhoto Editingの高スコアがDigital Content Creation全体のスコアを押し上げている印象だ。
3DMarkは、Fire Strikeが6833、Time Spyが3685ポイント。ディスクリートGPUと比べれば低いが、統合GPUとしては高スコアだ。なお、ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー ベンチマークでは1280×720ドット、標準品質(ノートPC)では10942ポイント、快適評価で平均フレームレートが80.15fpsだった。ファイナルファンタジーXIVも黄金のレガシーになってグラフィック負荷が高まったため720pに落とした格好だが、比較的軽量なゲームであれば1080pフルHDも(画質設定次第で)楽しめそうだ。
まとめ
ノートPCでAI機能が(ローカルで)利用可能になるCopilot+ PC。そしてSummit 13 AI+ Evo A2VMが特に期待されるのがペン&タブレット機能との融合だ。ビジネス&ライトクリエイターの業務をAIがサポートする。また、AIチャットも課題解決の手助けになるだろう。とくにセキュリティ上の観点からローカルでLLMを動かしたいといった場合、Copilot+ PCである必要性が出る。
また、Copilot+ PCとして要求されるスペックが高いため、Summit 13 AI+ Evo A2VMもハイスペックなモバイルノートPCに相当する。CPU性能は言うまでもなく、メモリも大容量なのでPowerpointにExcel、オンライン会議、Webブラウザには参考となるWebサイトを大量に表示させる……といったヘビーなマルチタスクでも動作が重くなるようなことがない。デキるビジネスマンはいち早くAIを試せて、タブレットにもなる2-in-1のSummit 13 AI+ Evo A2VMを検討してみてはいかがだろうか。
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