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Core Ultra 200搭載でAIという武器を得た2-in-1ノートPC「Summit 13 AI+ Evo A2VM」

AI PCでどれを買うか迷っている人におすすめ、ペンもタブレット機能も使える最新ノートパソコン

2024年11月23日 11時00分更新

文● 石川ひさよし 編集●三宅/ASCII
提供: エムエスアイコンピュータージャパン

 本体充電はUSB PDに対応しており、定格65WのType-C ACアダプタが付属する。もちろん65W以上のものであれば市販のUSB PD充電器も利用可能だ。

ACアダプタは小型のもの

 バッテリーはリチウムイオンで4セル70Wh。サイズからすると大容量のものを搭載している。公式のバッテリー駆動時間はJEITA 3.0(動画再生)で最大24時間、同(アイドル時)で最大30時間。ディスプレイ輝度を50%付近(十分に明るい)、電源設定をバランスとしたごく一般的な設定でPCMark 10の「Modern Office」バッテリーベンチマークを実行したところ、実際、24時間8分を記録した。

PCMark 10ベンチマークでは丸1日のバッテリー駆動時間を確認。バランス設定という標準的なモードなのでパフォーマンスも犠牲にならない

 MSI製品の設定は「MSI Center」ユーティリティを用いるが、Summit 13 AI+ Evo A2VMには「MSI Center S」というバージョンが導入されている。通常のMSI Centerよりもさらにシンプルで、3つのタブでほとんどの設定切り換えが行なえる。

 また、電源管理を行なうUser ScenarioにはAI Engineが追加されている。AI Engineをオンにしておけばシーンに応じて最適な電源設定に切り換わり、どうしてもここはコレでといった場合に横の3つの電源設定を強制指定するような使用イメージだ。ほか、AI機能としてはスピーカーやマイクのノイズキャンセリング、おもに離席時のセキュリティを高めるSmart Guardなどが利用可能だ。

統合ユーティリティ「MSI Center S」が導入されており、メイン画面から電力・パフォーマンス関連の設定切り換えができる

AIノイズキャンセリングなどの機能がAI Zoneタブに集約されている。Windows 11本体のAI設定を呼び出すショートカットもここにまとめられている

8コアCPUでXe2世代の統合GPU。メモリ32GBとハイエンドノートPCのスペック

 Summit 13 AI+ Evo A2VMの内部スペックを見ていこう。CPUのCore Ultra 7 258VはPコアが4基、Eコアが4基で計8コア。消費電力はベースが17W、最大ターボが37Wというのが公式の電力仕様になる。性能は欲しい一方でバッテリー駆動など電力効率も求められるモバイルノートPCとしては最適なスペックと言える。

CPUはCore Ultra 7 258Vを搭載

 メモリは32GBと余裕のある容量。ただしCore Ultra 200VシリーズはDRAMをパッケージに統合するという特殊な実装方法を採用している。メリットとして通常のDDR5よりも高速のLPDDR5Xが採用できた一方、SODIMMのような増設や交換は不可。また、現状では32GBの1モデルのみなので、ユーザーの選択肢がない。

LPDDR5Xで32GB搭載している

 グラフィックス機能はCPUに統合されているIntel Arc Graphics 140V。統合GPUではあるがXe→Xe2世代へと更新され性能も大きく向上している。

グラフィックス機能はCPUに統合されたIntel Arc Graphics 140V

 ストレージはM.2 NVMe SSDで容量1TB。標準でこの大容量なら、ビジネスはもちろんクリエイティブ用途でもすぐに足らなくなるようなことはないだろう。そして下記のベンチマークスコアのとおり、7GB/sクラスの高速SSDを用いているので、速度、パフォーマンス面でも快適だ。

CrystalDiskMarkではシーケンシャルリードで7GB/s級

 ほか、ワイヤレスネットワークはWi-Fi 7に対応、Bluetoothはv5.4対応となっている。

KillerブランドのWi-Fi 7を搭載

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