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これがBMWの未来! フラッグシップEVの「iX」は乗り心地良すぎで動くファーストクラス

2024年11月16日 15時00分更新

文● 栗原祥光(@yosh_kurihara) モデル●あらた 唯(@arata_yui_)編集●ASCII

後部座席は足を組んでも余裕あり!
グラスルーフも付いてる豪華仕様

 唯さんを驚かせたのは、後席の広さと仕立ての良さ。床面はフラットで、なにより足を組んでも平気なほどの前後の広さ。レザーシートの手触りは極上で、さすがBMWといったところ。昨今「牛はCO2を排出する」という理由で、ペットボトルなどの再生素材を使うプレミアムブランドが多い中、BMWは「天然オリーブの葉から抽出したなめし剤を使っているから、廃棄しても100%自然に返る」と主張します。

 環境問題も重要ですが、従来の産業も維持しながら環境に配慮するのも持続可能性のテーマであると感じます。着座した唯さんは「実にいいですね」とご満悦。さすがショーファーカー(運転手に運転させるようなクルマ)も手掛けるブランドです。

 天井はグラスルーフ。ですがボタン1つで曇りガラスに早変わり。面白くて何度も切り替える唯さん。

 運転席はカーブドディスプレイをはじめ、昨今のBMWではおなじみのインテリア。ステアリングは独特の形状で、ちょっと戸惑ったりも。驚いたのは走行モード切替が車両の走行特性に加え、車内体験の演出までも変更されること。

 シフトセレクターなどのコントローラーに、カット加工の施されたクリスタルを用いているのも、iXの特徴のひとつ。「なんかキラキラしすぎて」と唯さんは苦手そうですが、筆者は「お金持ち感」があってキライではありません。

 ちなみにボルボも、こういうクリスタルのシフトセレクターを使っており、唯さんは「これはちょっと……」と語っていました。

 驚いたのは、ナビにAR(拡張領域)を採用していること。実際のカメラ画像の上に、方向指示のアニメーションを重ねるもので、最初は「見づらいなぁ」と思うのですが、慣れてくると「コレはコレでわかりやすい」となります。この手のARナビは、メルセデスにも採用実績がありますし、BMWのほかのモデルでも採用しつつあります。

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