使い方はシンプル。一番右の設定ボタンを押すと、電圧→電流と設定項目が移ります。左右ボタンで変更したい桁へと移動した後、手前のダイヤルで値を変更。これで、出力する電圧と、最大電流の設定が完了です。
実際に出力するには、右側面の電源ボタンをひと押し。すると、電源ボタンと2つの出力端子が光り、出力が開始されます。また、画面右上の表示が「STOP」から「RUN」へと切り替わるので、ここを見ても出力されているとわかるでしょう。
ちなみに、電圧などの変更は出力したままでも可能。電圧を少しずつ上げながら状態をチェックしたい、なんてときにも使えます。
よく使う電圧・電流設定がある場合は、設定を記憶できるグループ機能が便利です。Mボタンを長押しすると編集できるので、設定したい値に変更。最後にもう一度Mボタンを押すと記録されます。
なお、呼び出しはMボタンを押すだけ。押すたびにM1〜M6まで切り替わるので、使いたいグループを選べばOKです。
対象への給電は、付属のバナナプラグ+ワニ口クリップのケーブルで。DPS-150側は差し込むだけのバナナプラグ、基板など、電力を供給したい対象側はワニ口クリップが使えます。
●PCと接続すればソフトからコントロール可能に!
任意の電圧が出力できるというだけでも便利ですが、DPS-150がさらに便利な点は、その出力をPCのソフトからコントロールできること。コントロール用のソフトは公式サイト(https://www.fnirsi.com/pages/software)からダウンロード可能です。
地味にうれしいのが、ソフトの表示言語として日本語が選べること。英語でもそこまで困りませんが、やはり日本語の方がわかりやすいですしね。
このソフトから本体をコントロールするには、まず、付属のmicroUSBケーブルでPCと接続。この時増えたシリアルポート(「COM8」など)を覚えておき、ソフトの右上、「USB」の項目にある「通信ポート」で選択。「オンライン」ボタンを押しましょう。
ボタンが赤く変化し、キーロックが点灯。製品モデルに「DPS-150」と表示されれば、接続成功です。
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