ソニー・インタラクティブエンタテインメントがPlayStation 5/Nintendo Switch※/PC(Steam/Epic Games Store)向けに2024年11月14日に発売したアクションアドベンチャー『LEGO ホライゾン アドベンチャー』。
オリジナル版にあたる『Horizon Zero Dawn』の発売されているPlayStation 5やPCだけでなく、オリジナル版の出ていないNintendo Switchでも発売されるということで、発表時はゲームファンの間で話題となったタイトルだ。
今回、メーカーより本作のPlayStation 5版のコードの提供を受けたので、プレイレビューをお届けしよう。ゲームの価格は、スタンダードエディションが7980円(パッケージ版/ダウンロード版)、デジタルデラックスエディションが8980円(ダウンロード版)となる。
※Nintendo Switchのパッケージ版はスパイク・チュンソフトより発売。
アーロイのギャップに萌える?
『Horizon Zero Dawn』の物語がコミカルに変化
本作の物語は、「Horizon」シリーズ1作目の『Horizon Zero Dawn』をベースにしつつ、LEGOらしいユーモア満載の内容にアレンジ。なので、これまでシリーズを遊んだことの無い人でも問題なく楽しめる。
逆にシリーズファンは、能天気にキャラ変したアーロイたちの物語を、新鮮な気持ちで楽しめるだろう。しかも、高垣彩陽さんはじめ、オリジナル版と同じキャストが声を担当しているので、最初はノリに戸惑うかもしれないが、お話が進むにつれてすんなりギャップを受け止められるハズ。
ちなみに、物語は主人公のアーロイが自身の出生について話を聞くため、ノラ族の村“母の源”へ向かうところからスタート。そこから、彼女の生まれの謎、さらには世界の謎にも関わる物語が展開する。
物語自体は壮大だけれどもユーモアを交えつつ展開していくので、難しいことを考えずに気軽に楽しめるのもポイントだ。
アクションは小気味よく! ステージ進行はわかりやすく!
まずは本作のアクションから紹介。武器での攻撃(長押しで飛距離の上がる強攻撃に変化)、回避にも使えるジャンプ、地面に置かれたアイテムや敵を担ぐ持ち上げ、敵の弱点や周囲の状況を探るフォーカス、背の高い草の中に身を隠す(草の中でじっとしている)など。
複雑な操作は一切なく、動きなどに癖もないので、ストレスなくアクションに集中できる。ただ、敵の機械獣は弱点を攻撃しないと効果的なダメージを与えられないので、いかに弱点を突けるか、ちょっとした戦略性も用意されているのがポイントだ。
また、ステージ限定になるが、属性付きの攻撃といった武器のバリエーションや、攻撃向けから防御向けまでさまざまなサブウェポンを獲得できる。これらは個数制限があるものの非常に便利なので、うまく活用していこう。
加えて、たとえば突進する敵を壁にぶつかるように誘導して、衝突のダメージで自滅を狙ったり、敵の攻撃にほかの敵を巻き込んだり、こちらの攻撃だけでなく敵を倒す手段はいろいろ用意されている。
見た目は可愛く、低年齢層を意識したグラフィックになっているが、アクション面はしっかりとした作りになっている印象だ。
次はステージについて。オリジナル版はオープンワールドだったが、本作では上からの見下ろし視点のステージ制に。探索向けに脇道は用意されているものの、スタートからゴールまで、ルートは一本道なので非常にわかりやすい。
また、進行方向を示すマーカーも表示されるので、あまりゲームに慣れていない人も安心して遊べるだろう。
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