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【売れ筋】Amazonで売れまくってるタブレット「Redmi Pad SE」、触ってわかった納得の理由

2024年11月12日 17時00分更新

Redmi Pad SEの気になるポイント

 Redmi Pad SEは激安エンタメマシンなのですが、残念な点がSoC(CPU)です。Snapdragon 680といえば数年前のエントリー~ミドルクラスのスマホに使われていました。なので、圧倒的にゲームや動画編集といった処理性能を必要とする作業に向かないのです。

Antutuの10.3.6では約30万点。原神などを快適に遊ぶなら100万点はほしいところ。動画視聴くらいなら問題ない数値だ

 ブラウザーゲーム程度ならいいのですが、それこそ「原神」や、FPSといったゲームはカクカクで厳しいというのが正直なところ。原神の場合、デフォルトの画質設定が「最低」でした。これでもサクサクとはいかなかったので、画質やフレームレートを上げると正直なところ快適なプレイは厳しいでしょう。

原神のグラフィック設定は標準だと「最低」。この設定でも遊べなくはない、というレベル

 ゲーム以外にも、重たいアプリを動かすときや終了するときにも少しカクつきました。

 古いからこそ安くてノウハウが溜まっているSoCを採用して2万円という価格を実現しているのですから、ぜいたくは言えません。エンタメ特化型と割り切ってしまえばいいのです。

 また、バッテリー容量が8000mAhもあるのに急速充電非対応なのも、地味に痛かったです。バッテリーが空っぽになってからのリカバリーにかなり時間がかかります。

バッテリーベンチの結果。輝度MAX、リフレッシュレート最大90HzでYouTubeを1080pで見続けた結果、約8時間だった。8000mHhのわりに短いほうだが、設定次第では10時間を超えるだろう。ただ、充電時間は急速充電がないので、100%まで5時間41分という数字になっている

【まとめ】動画や読書と割り切って
必要以上に求めなければ最高の相棒に

 最近、軒並みスマホの価格が上がっていますが、Redmi Pad SEはこの中にあってほぼ2万円という価格を実現しています。価格的なライバルはAmazonの「Fire HD 10」になると思いますが、FireシリーズはYouTubeなどのアプリを動かすには制約が多いということを考えると、Google系アプリを何も考えずに使えるRedmi Pad SEに軍配があがるでしょう。

 動画視聴や電子書籍を楽しむなら非常に満足度の高いタブレットです。前述のように、性能はかなり控え目なので、用途を絞った使い方が求められますが、このサイズとスペックで2万1800円というのはバーゲンセールだと思うので、Androidタブレットを探しているなら、選択肢の筆頭に入れておいてもいいかと思います。

Xiaomi「Redmi Pad SE」の主なスペック
ディスプレー 11型
画面解像度 1920×1200ドット
サイズ 約255.53×167.08×7.36mm
重量 約478g
CPU Snapdragon 680
メモリー 4GB
ストレージ 128GB
外部ストレージ microSDXC(最大1TB)
OS Android 13(MIUI 14)
無線LAN IEEE802.11ac
カメラ画素数 約800万画素
イン:約500万画素
バッテリー容量 8000mAh(10W)
USB端子 Type-C
カラバリ ミントグリーン、グラファイトグレー、ラベンダーパープル
価格 2万1800円
 

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