M4搭載「Mac mini」は本当に手のひらサイズでパワフル! コスパも良し
アップルは11月8日、最小デスクトップマシン「Mac mini」にApple M4/M4 Proチップを搭載する最新モデルを発売します。12.7cm四方の超ミニなデザインと、Apple Intelligenceも快適に動作する、最新Mac miniの実機レポートをお届けします。
豊かな拡張性などの利便性そのままに
「もっと小さく」なった
Macの中で最も小さな据え置きタイプのMac miniは、周辺機器との組み合わせが自由に選べるところが大きな特徴です。“本体のみ”で販売されるMac miniは、最新のM4/M4 Proチップを搭載するモデルでミニマリスティックなコンセプトに磨きをかけました。
本体のサイズは縦横が12.7cm、高さが5cm。前のM2/M2 Proチップを搭載するMac miniは1.42cmほど背が低く、代わりにフットプリントを少し広めに占有する縦横19.7cmのデザインでした。新しいM4搭載Mac miniの方が省スペース設置において有利です。
そのまま本体をタテ置きにもできます。ケーブルやコネクターの重さがポートにテンションをかけそうなので、今後商品化されるであろう、タテ置きスタンドなども併用したいところ。本体背面から底面に移動した電源ボタンも、タテ置きにすれば押しやすくなるでしょう。
Mac miniは空冷ファンを内蔵しています。普段はあまりMacに対して高負荷なクリエイティブワークをしない筆者が、今回上位のM4 Proチップモデルをベースに48GBユニファイドメモリなどをカスタマイズしたハイスペック機を試しているせいかもしれませんが、今のところファンの回転音が気になることは一度もありません。
Mac miniとして初めて本体のフロント側にもUSB-Cポートと3.5mmヘッドホンジャックをレイアウトしています。筆者はよくMacを音楽リスニングに使うので、ヘッドホンやUSBタイプのハイレゾ対応ヘッドホンアンプの抜き差しがすばやくできるところが気に入りました。
代わりにUSB-Aポートが廃止されました。同端子タイプの周辺機器をつなぐ際には別途アダプタが必要になりますが、筆者はそもそもUSB-Aタイプのケーブルを使う機会が減っているため、そんなに不便には感じません。
HDMIポートは健在です。本体の重さが1kgを下回る(M4機は670g、M4 Pro機は730g)うえ、このコンパクトな筐体の中にAC電源も内蔵しています。
Mac miniと電源ケーブル、その他HDMIケーブルを用意すれば仕事場からリビングルームに移動させて、Mac miniをApple TV+やApple Musicのストリーミングプレーヤーとしても活用できます。
搭載するメディアエンジンがAV1デコードにも対応するので、動画のストリーミング品質の向上が期待できます。
Apple M4チップファミリーのGPUには新しいハードウェアアクセラレーテッドレイトレーシングのエンジンも載っています。Apple Studio Displayはもちろんのこと、サードパーティーのゲーミング用ディスプレイの性能もMac miniがフルに引き出してくれると思います。なお、新しいMac miniは最大3台までの外部ディスプレイの同時接続に対応しています。
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