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真打ちはM4搭載MacBook Pro! 最大24時間駆動&ベースモデルでも本体+外部ディスプレイ2台接続可に

2024年10月31日 00時55分更新

 アップルは、M4シリーズ(M4/M4 Pro/M4 Max)を搭載し、処理性能をアップするとともに、バッテリー駆動時間も延長した新MacBook Proを発表した。すでに予約注文の受付を開始しており、発売は11月8日。

MacBook Pro

漆黒のスペースブラックが全モデルで選べるようになったのも実は大きい!

■フロントカメラが高画素化でNano-textureオプションの追加が共通の変更点

 まずは共通の進化点として、CPUのM3シリーズからM4シリーズへの変更。たとえばGPU性能では、M3 MaxとM4 Maxとの比較で1.2倍、M1 Maxからでは1.9倍とする。

MacBook Pro

M4搭載が最大の進化点

MacBook Pro

M1からでは大きな進化だ

 つづいてはフロントカメラのアップデートが挙げられる。従来は1080pだったのが、12MPへと解像度をアップ。さらに広角であることを活かし、被写体のMacBook Proユーザーがフレーム内を移動したり、複数人で映り込んでも常にセンタリングされる。

 また、ディスプレイにはNano-textureのオプション(2万2000円)を用意。明るい場所でMacBook Proを使うようなシーンでも色再現性を保っての利用が可能。

MacBook Pro

明るい場所でも使いやすいNano-textureディスプレイ

■ベースのM4モデルでも内蔵+外部ディスプレイ2台接続可能に! バッテリー駆動が最大24時間!

 続いてはベースとなるM4モデル(14インチのみ)の進化点。まずCPUはすべて10コアCPU/10コアGPUに(M3は8コアCPU/10コアGPU)。従来は内蔵ディスプレイのほかに、もう1台しか外部ディスプレを接続できなかったが(マシンを閉じた場合は2台接続可)、M4モデル(+後述のM4 Proモデルでも)では6K×2台の外部ディスプレイを接続可能に。

MacBook Pro

M3モデルでも本体を閉じれば2台の外部ディスプレイに出力できたが、閉じずとも内蔵含めて、3画面で利用できる

 また、バッテリー容量が70Whから72.4Whに若干増えたことに加え、M4の省電力性能の高さにより、動画ストリーミング再生では過去最長の24時間に!(M3モデルでは22時間) ウェブ閲覧でも15時間から16時間に延長されている。

■ベースモデルでもスペースブラックが選べる!

 あと実はうれしいのが、ベーシックな14インチのM3モデルでは漆黒の「スペースブラック」は選べなかったのだが(スペースグレイかシルバー)、M4モデルではすべてスペースブラックが選択可能(もしくはシルバー)になっている点。そして、M4モデルでも最低メモリはすべて16GBからとなっている。

■M4 Pro/M4 Maxモデルでは120Gbps対応のThunderbolt 5対応

 続いてM4 Pro/M4 Maxモデル。こちらは3つのUSB-C端子が120GbpsのThunderbolt 5に。超高速なストレージ接続やDisplayPort 2.1出力などに対応する。また、M4 Maxモデルでは6K×3+4K×1の外部ディスプレイを接続可能(これ自体はM3 Maxと同じ)。

MacBook Pro

端子数はキープながら、上位モデルではThunderbolt 5をサポート

MacBook Pro

大量のデータ分析など、高速ストレージの接続に活用できる

 そのほかでは、今回はWi-Fi 7には対応せず、Wi-Fi 6E止まりとなっている。

MacBook Pro

主なスペック一覧

 価格は、ベーシックな14インチ/M4モデルの16GB+512GBの組み合わせで24万8800円、14インチ/M4 Pro(12コアCPU/16コアGPU)の24GB+512GBで32万8800円、16インチ/M4 Max(14コアCPU/32コアGPU)の36GB+1TBで55万4800円など。

MacBook Pro

MacBook Airとの価格差はやや小さい印象。AirのM4版はいつ!?

 BTOオプションでは、メモリの16GB→24GBでは3万円プラス、さらに32GBにするともう3万円プラス。SSDの512GB→1TBでは3万円プラス、1TB→2TBでは6万円プラスなどとなっている。

MacBook Pro

メモリとSSDのBTOオプション。16GB/512GBで十分と見るか、その上を狙うかで価格は大きく変わる

 

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