ニコンは11月7日にミラーレスカメラ「Z」シリーズの新モデル「Z50Ⅱ」を発表した。2019年にリリースした「Z50」の後継モデルで、APS-Cサイズ素子にEXPEED7を搭載し、AF性能や動画性能を向上したライトユーザーモデルだ。
価格は「Z50Ⅱ」ボディが予想価格14万5200円、16-50レンズキットが16万6100円、16-50+50-200ダブルズームキットが19万8000円、18-140レンズキットが19万9100円で、11月12日から予約開始、12月13日発売となる。
最新の処理エンジンを搭載しAFと動画性能を向上
ニコン初のムービー・セルフタイマー搭載
「Z50Ⅱ」はAPS-Cサイズセンサー(ニコンDXフォーマット)を搭載したライトユーザー向けの「Z50」の後継機種で、撮像素子はZ50と変わらず、APS-Cサイズの2090万画素、AFポイント209点も変わらない。
ライトユーザー向けに、撮影をAUTOモードにしていても、ピクチャーコントロールを指定できるようになった。また、イメージングレシピをWEBからダウンロードし、カメラに9個まで納めることができる。ピクチャーコントロールは28種から、31種に増え、ボディ上部の専用ボタンで簡単に指定できるようになっている。
Z9などと同じ処理エンジンEXPEED7を搭載し、被写体検出やAF性能を向上。3種から9種に増え、鳥、乗り物、飛行機も指定できる。最高連写は毎秒30コマで、プリキャプチャーも1秒前まで可能となった、
動画AFでは商品レビューモードを初搭載し、動画でのセルフタイマー撮影機能もニコンとして初搭載している。USB接続でのストリーミング(UVC/UAC)、ハイレゾズーム、電子手振れ補正の強化もされている。
動画性能も向上し、5.6Kオーバーサンプリングでの4K30P撮影、クロップでの4K60P撮影が可能。N-Log用のLUT撮影も可能となった。
EVFは0.39型236万ドットは変わらないが、最高輝度が従来の2倍の明るさの1000ニトになった。背面液晶のスペックも3.2型104万ドットは変わらないが、チルト式からバリアングル式になり、縦位置の情報表示ができるようになった。
性能向上と冷却性向上のため、全体としてはZ50よりひとまわり大きく、100g重い、127×96.8×66.5mm、550gとなったが、グリップのデザインが変更されつかみやすくなっている。
給電端子はマイクロUSBからType-Cとなり、ヘッドホン端子でリモートコードが利用できるようになった。マイク端子、HDMI(D)も搭載する。メディアスロットは底面でSD×1は変わらないがUHS-ⅠからUHS-Ⅱ対応となっている。
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