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重大犯罪が目につく日本、防犯重視ならRingはどうだ?

2024年10月22日 16時45分更新

日本は非常に重視している市場だ、B2Bの道筋も探る

 日本市場にも大きく注力しており、日本のユーザーに合わせた改善、PR戦略の強化、コミュニティの育成などを重ねている。2022年にビジネスを開始して以来、2023年は70%以上販売台数が増加したという。Ringデバイスからは声や警報を発生させることも可能。日本でも重大な犯罪がよく報じられているが、こういった環境にも合ったデバイスがRingであると言えるだろう。

 Ring Homeプランは11月5日に開始。Basic(月額350円)、Standard(月額1180円)、Premium(月額2380円)の3種類からなり、最長180日のビデオ保存(さかのぼっての録画データ確認)ができる。

 Basicは従来のProtectプランに近い、Ringを1台だけ使用している人に向けたプラン。Standardは複数デバイスの利用者向け、Premiumはデバイスから最大限の機能を引き出したいという人向けで、通常はイベントが起こった時だけに録画する方式であるのに対して、365日24時間の常時録画を最大10デバイスでできる。その内容はクラウド上に14日間残せるという。

 また、ドアベルカメラで捉えた映像と音声を電話のようにスマホで着信できるDoorbell Callingも利用可能だ。ドアベルの通知だけではわからない、Wi-Fiでは遅延が生じるという声もあり、ビデオ通話の呼び出しからの着信も可能となっている(Standard以上)。

Ring Homeプラン

24時間録画したデータの中から、イベント部分を頭出ししている写真

 録画データは24時間録画した内容から、何かのイベントを検知した分だけが、青い帯で示されるので頭出しなども容易だ。録画したデータをダウンロードしたり、イベントの種類から録画データを探すこともできる。通知についてもモーションGIF画像付きとなり、通知の画面でアプリを開かずに概要を知ることができるようになった。

通知からGIFアニメを見られるRingアプリの新機能

通知からGIFアニメを見られるRingアプリの新機能

 日本でRingの事業を担当する瀬口雄介氏は「クラウドを核にしたシステムが強み、今ある機能はどんどんアップデートしていく」と説明する。

瀬口雄介氏

 Ringは従来の主流だったB2Cのユーザーだけでなく、B2Bなどより広い領域への拡大を図っていくという。米国では個人として利用を始めたユーザーが事業でも使うケースが増えており、顧客の8%程度がSMB(中堅中小のビジネス)での導入を進めているそうだ。基本はカフェなど小規模の導入を想定しており、Amazonビジネスなどを通じた購入も可能にしていく。

 ワード氏は「ハードウェアが我々の事業のコアである点は変わらないが、つながり続ける価値を提供するためにはソフトウェアが非常に重要となる。その両輪で体験を向上させ、事業の拡大に取り組んでいく」と話した。

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