週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

シャオミの「Redmi Note 13 Pro+ 5G」は2億画素カメラに防水防塵など必要な機能が揃って6万円以下

2024年10月26日 12時00分更新

2億画素カメラは望遠カメラの代わりにもなる

 最大の特徴はカメラ。アウトカメラはメイン(2億画素/F値1.65)+超広角(800万画素/F値2.2)+マクロ(200万画素/F値2.4)の3眼構成で、メインカメラは1/1.4型の大型センサーを採用。

 デフォルトでは16個の画素を1つの大きな画素として使い、約1250万画素(4080×3060ドット)で記録される仕組みになっています。また、光学式と電子式の両方の手ぶれ補正機能も備えています。

シャオミ

上が2億画素のメインカメラで、下が超広角、右にマクロカメラを搭載

 ちなみに、2倍、4倍で撮影する場合は、16個の画素の結合が解除されて、一部の画素が使われる仕組みで、光学ズーム相当の画質で撮影可能。デジタルズームは最大10倍で、最大倍率にしても、かなりきれいに撮れました。望遠カメラは搭載されていませんが、ズームを使って撮影することが多い人にも重宝すること請け合いです。

シャオミ

超広角で撮影

シャオミ

1倍で撮影

シャオミ

2倍で撮影

シャオミ

4倍で撮影

シャオミ

最大の10倍ズームでも、かなりクッキリと写る

シャオミ

料理も美味しそうに撮れる

シャオミ

「ポートレート」モードの背景ボケもナチュラル

シャオミ

夕景や夜景もきれいに写った

 撮影モードを「200MP」に設定すれば、2億画素(16320×12240ドット)をフルに使って撮影することも可能。2億画素で記録された画像は、スマホの画面で拡大しても精細な画質で表示でき、高画質のままでトリミングできるのが利点。

 さらに、オススメのトリミングを提案してくれる「Xiaomi ProCut」という機能も利用可能。構図に迷ったときや、じっくり撮影する時間がない場合に活用できそうです。

シャオミ

「200MP」モードで撮影すると、バランスのよいトリミングが提案される「Xiaomi ProCut」を利用できる

 なお、フロントカメラは1600万画素で、F値は2.4。手動で顔を補正したり、背景をぼかしたりできる機能も搭載。自撮りを楽しみたい人も満足できるでしょう。

パフォーマンスはミドルクラス上位
ゲームも苦手ではない

 SoCはMediaTekのDimensity 7200-Ultra(最大2.8GHz)。メモリーとストレージは8GB+256GBと12GB+512GBの2モデルが用意されていますが、筆者は12GB+512GBを使いました。画面リフレッシュレートが最大120Hzということもあり、操作感はなめらかで、アプリの起動や切り替えもサクサクと軽快にできました。

 ベンチアプリ「Geekbench 6」でベンチマークを測定したところ、ミッドレンジとしては上々のスコアを記録しました。

シャオミ

「Geekbench 6」というアプリでベンチマークを測定した結果。ミッドレンジでは上位と言えるスコアを記録した

 メモリーの空き容量に余裕がある場合に、仮想メモリーを追加できる機能も搭載。筆者が借りた12GB+512GBでは、最大12GBを拡張できるようになっていました。物理的なメモリーと同じようなパフォーマンスを得られるわけではありませんが、マルチタスクを多用する人には心強いでしょう。

シャオミ

仮想メモリの追加は「設定」→「追加設定」→「メモリ拡張」からできる

120Wは驚くほどスピーディーに充電でき
電池持ちも良好

 120Wの急速充電に対応していることも大きな魅力。同梱の充電器を使うと、最短19分で100%まで充電できるとのこと。充電速度を最大限に上げるには、ディスプレーをオフにして、「充電を高速化」を有効にする必要がありますが、それをオフにした状態でも、一般的なスマホと比べると圧倒的にスピーディーに充電できました。

シャオミ

同梱の120Wの充電器を使って、スピーディーに充電できる

シャオミ

充電を高速化する機能はオン・オフが可能。バッテリーが熱くなるのを抑えて、電池を長持ちさせたい場合はオフにしておいてもいい。それでも、かなりスピーディーに充電できる

 バッテリー容量は5000mAhで、電池持ちも良好。シャオミによると、フル充電でゲームは12時間、動画は19時間楽しめるそうですが、筆者がややヘビーに使った日でも電池残量がピンチになることはありませんでした。

シャオミ

4つのバッテリーモードがあり、パフォーマンスを優先させることも、電池持ちを優先させることともできる

【まとめ】防水防塵、耐久性、おサイフケータイをフル装備
長く使える機能が満載でコスパ良し

 長く使い続けるうえで安心感があることも利点。Redmiシリーズでは初めてIP68の防水・防塵の対応し、濡れた手でも操作でき、偶発的な誤作動を防ぐ「ウェットタッチテクノロジー」も搭載しました。

 ディスプレーを覆う強化ガラスには「Corning Gorilla Glass Victus」を採用。基板やフレームの強度を高め、衝撃を吸収する構造を用いるなど、落下時の耐性も強化されています。

 生体認証は指紋と顔に対応。指紋センサーはディスプレー内に搭載されていて、心拍数を測定できる機能も備えています。キャリア向けではなく、オープンマーケット向けのモデルですが、おサイフケータイにも対応しています。

シャオミ

画面内指紋センサーは心拍数の測定にも使える

シャオミ

おサイフケータイにも対応

 2億画素カメラや120Wの急速充電は、おそらく3~4年と長く使っても、なお優位性があると思われます。コスパを重視したいが、性能にも妥協できないという人には、非常に魅力的な1台となるでしょう。

  Redmi Note 13 Pro 5G
(参考)
Redmi Note 13 Pro+ 5G
ディスプレー 6.7型有機EL LTPO
(20:9)120Hz対応
6.67型有機EL LTPO
(20:9)120Hz対応
画面解像度 1220×2712
サイズ 約74×161×8.1mm 約74.2×161.4×8.9mm
重量 約189g 約204.5g
CPU Snapdragon 7s Gen 2 Dimensity 7200 Ultra
内蔵メモリー 8GB 8/12GB
内蔵ストレージ 256GB 256/512GB
外部ストレージ
OS Android 14(Xiaomi HyperOS)
対応バンド 5G NR:n1/3/28/38
/41/77/78
4G LTE:1/2/3/4/5/7/8
/12/13/17/18/19/20
/26/28/66/38/40/41
W-CDMA:1/2/4/5/6/8/19
4バンドGSM
5G NR:n1/3/5/7/8
/20/28/41/66/77/78
4G LTE:1/2/3/4/5/7/8
/12/13/17/18/19/20
/26/28/32/66/38/40/41
W-CDMA:1/2/4/5/6/8/19
4バンドGSM
無線LAN Wi-Fi 5 Wi-Fi 6
カメラ画素数 約2億画素(OIS対応)+約800万画素(超広角)
+約200万画素(マクロ)/イン約1600万画素
バッテリー容量 5100mAh(67W充電対応) 5000mAh(120W充電対応)
FeliCa/NFC ○/○ ○/○
防水・防塵 △/△(IP54) ○/○(IP68)
生体認証 ○(画面内指紋+顔) ○(画面内指紋+顔)
SIM nanoSIM+eSIM nanoSIM+eSIM
USB端子 Type-C Type-C
イヤホン端子
カラバリ オーロラパープル/オーシャンティール/ミッドナイトブラック オーロラパープル/ミッドナイトブラック/ムーンライトホワイト
価格 4万1800円
(au Online Shop価格)
5万9800円(8/256)
7万4800円(12/512)

■関連サイト

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

この連載の記事