週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Xアイコン
  • RSSフィード

クアルコム、世界最速のスマホ向けSoC「Snapdragon 8 Elite」発表! 年内にも製品登場!

2024年10月22日 11時20分更新

 クアルコムは、マウイで開催中の「Snapdragon Summit」で、ハイエンドスマートフォン向けの新プラットフォーム「Snapdragon 8 Elite」を発表。世界最速のパフォーマンスをアピールするとともに、数週間以内にも主要なメーカーから搭載端末が発売されることを公表している。

Snapdragon 8 Elite

 Snapdragon 8 Eliteでの最大の変化は、Windowsノート向けに先行した独自開発のCPUコア「Qualcomm Oryon CPU」を採用した点。「Adreno GPU」「Hexagon NPU」との組み合わせで圧倒的な性能を叩き出すとしている。

Snapdragon 8 Elite

 Snapdragon 8シリーズのCPUは従来はArm社開発のコアをベースにしていたが、Oryonへの移行で45%の処理性能と44%の電力効率の向上が見込めるとする。高性能コアの動作クロックは最大4.32GHz。CPUキャッシュも大幅に大きくなっており、コア間で共有されるキャッシュの合計は24MB。

 Hexagon NPUによるAIエンジンでも、45%のAI性能と45%の電力効率の改善を実現。マルチモーダルの生成AIをサポートするとともに、画像生成や動画から不要な要素を削除するツール、ペットのベストなショットを撮影できるなど、スマホ上のAI動作をサポートできる。

 ネットワーク面では、すでに発表されている「Snapdragon X80 5G Modem」を採用。5Gの下り最大通信速度は10Gbpsで、サブ6では4×6 MIMOをサポートする。

 Snapdragon 8 Eliteを搭載したデバイスは、ASUS、Honor、iQOO、OnePlus、OPPO、RealMe、Samsung、Vivo、Xiaomiといったメーカーからの発売が予定されているが、ASUSはROG Phone 9で、XiaomiはXiaomi 15シリーズでの採用をすでに予告している。

 

■関連サイト

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります