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まるでサブスクと一緒 SaaSアカウントがあっても4人に1人は使ってないらしい

2024年10月22日 07時00分更新

ジョーシスのユーザー調査のデータ

 先日行なわれたジョーシスの新サービス発表会(関連記事:情シスのSaaS管理を代行 ジョーシスが“健康診断”から“治療”まで)。個人的に気になったのは、同社のサービスを利用する400社を調べた結果、削除すべきSaaSアカウントが全体の1/4に上ったというポイントだ。1ヶ月以上使われていない未活用アカウントの例で挙げられているのがZoomやMiro、割り当てられてない過剰アカウントの例がMicrosoftやSalesforce、社外や退職者の削除漏れの例がBox、Dropbox、Slackなどとなっており、けっこうリアリティがある。ドキッとした情シスは多いはずだ。

 自分の経験からしても、確かに毎日のように利用するSaaSもあるが、めったに使わないSaaSもある。チャットやオフィス系は毎日使うが、経費精算や人事考課は決まった時期にイベントとして実施されたり、まとめて申請するから毎日使うわけではない。業務や業種によっても利用頻度は相当濃淡があるはずだ。

 SaaSはどんどん高くなっている。コストを最適化するには年単位や四半期ごとの棚卸しでは、もはや難しくなっているのではないか? 作業負荷を抑えるツールを活用しながら、日々の運用で無駄をなくしていく努力が必要になっていく。とはいえ、まあ大変ですよね。

文:大谷イビサ

ASCII.jpのクラウド・IT担当で、TECH.ASCII.jpの編集長。「インターネットASCII」や「アスキーNT」「NETWORK magazine」などの編集を担当し、2011年から現職。「ITだってエンタテインメント」をキーワードに、楽しく、ユーザー目線に立った情報発信を心がけている。2017年からは「ASCII TeamLeaders」を立ち上げ、SaaSの活用と働き方の理想像を追い続けている。

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