4K最高画質の「黒神話:悟空」が100fps、“ゼンゼロ”は280fps! Ryzen 9 9950XとGeForce RTX 4090搭載「G-Tune FG-A9G90」は最強のゲーミングPC!?
大きなPCパーツを搭載しても余裕のある内部スペースがうれしい
G-Tune FG-A9G90のケース内部は、大きなPCパーツを搭載してもなおスペースの余裕がある点がうれしい。たとえば、長さ32cmものGeForce RTX 4090ビデオカードを搭載しても筐体前面側とビデオカードとの間に13cm程度の空きがある。この空間がないと筐体内のエアフローをさえぎってしまうため、重要なポイントだ。またビデオカードにはサポートステイが装着されており、重量によるたわみ、たわみによる動作不良の発生を抑えている。
CPUの冷却には36cmクラスの簡易水冷CPUクーラーを採用している。またラジエーターはケース天板部に設置されており、右側方向への排気となっている。そのほか後部に排気ファン1基を備えている。ラジエーターで3基、ケースファン1基、電源ファン1基がすべて排気という負圧設計はユニークといえるだろう。吸気は底面からしており、フィルターを備えている。
そのほか細部の注目点とスペックを紹介しよう。メモリーはDDR5-5600で容量64GB(32GB×2枚)と、一般的なゲーミングPCの標準構成よりもリッチだ。DDR5-3600としての動作になるものの、128GB(32GB×4枚)のオプションも用意されている。
ストレージは容量2TBのNVMe Gen4×4 M.2 SSDで、ビデオカード用拡張スロットとCPUソケットの中間にヒートシンク付きで設置されている。G-Tune FG-A9G90の購入選択画面では、4TBモデルや2基目のSSDの搭載なども選択できる。
動作音は大き目なものの、この構成のゲーミングPCなら妥当なところだろう。通気口がある背面や両側面方向に音が抜けやすく、通気口のない前面と天板方向は音がやわらぐ傾向にある。この点から、少しでも静かに使いたい場合は机の下に床置きするといい。
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