みんな大好き「手のひらネットワーク機器」に新しい展開!今度はカプセルトイではなく、日東工業が監修したミニチュアラックに第一弾の4機種を同梱した7000円のセットとなった(関連記事:「手のひらネットワーク機器」に本格ラック リアルさを追求したらカプセルトイに収まらず)。カプセルトイの種類が増えると思ったら、ラックに行ったか!という点で、確かに意外な展開だ。
SNSを見ると、「高い!!」という反応は意外と少ない。それよりも「ほしい!」「作り込みすごい」といった評価の声が多い。第一弾、第二弾とも精巧さが売りだったので、期待の方が大きいのだろう。
エンジニアはIT機器のミニチュアになにを求めるのか? シンプルにサーバーやラックが好きというハードウェアギークもいるだろうが、多くの人はサーバールームで過ごしたときの思い出をミニチュアに重ねているのではないか。IT機器ミニチュアは、オンプレしかなかった時代を思い起こさせる郷愁発動装置であり、ラッキングを体験したことがない若手と思い出を共有できるコミュニケーションツールなのかもしれない。
文:大谷イビサ
ASCII.jpのクラウド・IT担当で、TECH.ASCII.jpの編集長。「インターネットASCII」や「アスキーNT」「NETWORK magazine」などの編集を担当し、2011年から現職。「ITだってエンタテインメント」をキーワードに、楽しく、ユーザー目線に立った情報発信を心がけている。2017年からは「ASCII TeamLeaders」を立ち上げ、SaaSの活用と働き方の理想像を追い続けている。
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